シューマン:交響曲第2番
管弦楽:ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
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このディスク、以前にも全集として
記事にしたことがあるのですが、
今日は、2番交響曲に特化して記事にしてみます。
この演奏、
スルメのような、とは誤解を招くでしょうか?
噛めば噛むほどに味がある、
とでもいいましょうか?(笑)
そうです、聴き返せば聴き返すほどに愛着が湧いてきます。
奇を衒うようなことは一切していません。
しかし、このオーケストラならではの柔らかく温かみのある、それでいてしなやかな弦楽器、
美しい音色とウッディな響きにうっとりする木管、
決して突出することなく、それでいて、しっかり主張できる金管楽器。
シューマン2番の、たとえば、どこまで鬱になってしまうのか、
と心配になる第3楽章のアダージョでも、暖かく、優しさ、ぬくもりを感じ、
決して鬱にはなりません。
その代わり、フィナーレの躁状態との対比にはやや不足感は否めませんが、
しかし、純音楽的な美しい作品であることを再認識させてくれる、
そんな演奏なのです。
ぜひ、皆様にも広く聴いていただきたい名盤だと思います。
中古CD店巡りの主ターゲットにしていただいてもいいかもしれませんね(笑)
ところで、最近、いままで使ったことがない絵文字(?)を挿入してみると
意外に面白いことに気付いたあさひだです
では、また。