チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第一番変ロ短調
ピアノ:ラン・ラン
管弦楽:シカゴ交響楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
(2003年2月、シカゴ・シンフォニーセンター)
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ちかごろ、何だか壊れ気味のこのブログ。
しかし、帰ってきました!
帰ってきたウルトラマン!
では、なく、
「フォフォフォフォフォ」
バルタン星人っ!
(←ウルトラマン、とくればお約束ですね!)
また、ふざけすぎました、すみません。
帰ってきたのは、あさひだのCDレビューです。
ほんとに久々な感じがしますね。
以下、真面目に書きます。
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今日は、ラン・ランのソロで
バレンボイム指揮のシカゴ響によるチャイコン。
第一楽章冒頭のファンファーレを聴くだけで、シカゴの金管セクションの威力にゾクゾクして来ます。
そして、ファンファーレに続く、弦楽器に旋律が移行する場面(ピアノが入る手前)の受け渡し箇所では、音量とテンポをぐっと抑えて、そして、
ラン・ランの柔らかく音が宙に舞うようなピアノが入り・・・・
この箇所だけでも、なんとドラマチックなことでしょう!
また、美しく歌うテンポの素晴らしさ。
これが全編においてなのです。
そして、フィナーレ、コーダでのピアノの華麗なテクニック!懸命に捲り煽るのに、
余裕綽々な雰囲気。すごすぎます。
聴後は、ドラマ性、エンターテイメント性、
ともに優れて大変、爽快な気分。
楽しい!嬉しい!
そんな表現がピッタリ!(笑)
ですから、この作品が本来持つ、
メロディスト・チャイコフスキーの特質や美点が遺憾なく発揮され、
また、改めて浮き彫りにしながら、
かつ、説明じみたくどさやあざとさを微塵とも感じさせない。
恐らく、バレンボイムの指揮に別のソリストを持ってくると、そのようには感じないだろうな、むしろ、あざとさを感じるかなあ、
というところが、ラン・ランには感じないし、感じさせない、そこがスゴさだと思います。
それでいて、聴かせどころのツボと
技術の見せ場をわきまえて、
作品の良さと
大変素晴らしいエンターテイメント性が伝わるのですから、
ラン・ラン、恐るべし。
カラヤン=リヒテルにみる強靭さとしなやかさのバランス美、
アルゲリッチのバイエルンやアバドとの競演にみる、
とりつかれたような釈迦力さ、
とはまったく違った、
この作品の新時代の定盤に加えていただきたい一枚です。
某華道家氏の気持ちが、
少しはわかったかもしれません?!(笑)
ミーハーになっただけ?(笑)
あっ!わかったからといって、
でも、そちらの方面には関心ありませんので、悪しからず。
(※そちらの方面、とは、どちらの方面?
という野暮なご質問にはお応えしかねます)