交響曲第5番ホ短調
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
(1988年、デジタル録音)
カラヤンの次は、コチラです。
が、マーラーは濃すぎるので、
今日は、チャイ5です。
(abbadoiさんも最近ブログで紹介されています)
まあ、なんと言うのでしょうか・・・
天真爛漫なチャイコフスキーです。
ゆったり歌ったり、加速したり、自在のテンポにバスの強調など、
バーンスタインの晩年様式ともマーラー的ともいえます。
「う~ん」と考えるところもあれば、「よしよし」と感じるところもあります。
決して、現代的なスマートな演奏とは根本的に異なります。
しかし、面白い演奏であるのは間違いありません。
チャイコフスキーにしてはデフォルメされすぎていますし、
第二楽章は
聞かせどころを妙にあっさり処理していたりして、
100%私的に満足できる演奏とはいえませんが、
奇妙ともいえる説得力があるのも事実です。
また、トランペットが巧いのも特徴でしょうか。
さすが、アメリカのメジャーオケです。
ムーティ&フィラ管やカラヤン&Bph盤を気に入っているのですが、
たまーに聴きたくなるディスクです。
なお、当盤を処方される際ですが、
余りにも味が濃いため胃もたれする可能性があります。
テンションがすっきりしているときに聴いてみてくださいね。
疲れが溜まって、今日はどこにも行かないぞと
連休中に数枚の盤を聴こうと、
気合を入れて装置に向かっての一枚目ですと、
この盤を聴き終えてからは
缶ビール片手に
デーゲームのプロ野球中継をみることになる可能性が否定できません(笑)