交響曲第5番嬰ハ短調
ジェイムス・レヴァイン指揮
フィラデルフィア管弦楽団
フランク・カデラベック(tp)
メイソン・ジョーンズ(hrn)
(1977年1月、フィラデルフィア・スコティッシュ・ライト・カテドラル、ステレオ)
それまではほとんどノーマークだった
ムーティ以外のコンビでのフィラデルフィア管弦楽団。
ブログの影響で最近は中古店でもチェックして見回っています。
オリジナルジャケットではありませんが、
今は廃盤、残念と思っていたら、
先日、ミニ出張の際に立ち寄った仙台の中古店で偶然見つけた代物でございます。
そんなこんなで音楽夏季インターバルも落ち着いたところで聴いてみました。
単刀直入に申し上げますと、
「全く好みではない」です。(スミマセン)
冒頭のカデラベックのトランペット・ソロ(←ジャケットにクレジットされていました)からして、音が軽い。
どんだけ能天気やねん、葬送行進曲やぞ、
これなら引用元のメンデの結婚行進曲やないのっ!!てな按配。
楽章途中も、
「ゴッドファーザーのテーマ」
(←有名な愛のテーマではなく、トランペットソロの音楽ですので念のため)かよっ!
ってなツッコミが入れたくなるぐらいに映画音楽的な響きが!!
加えて、微妙に音程も怪しいところだらけだし。
高音が意外にも苦手?
ホルンのメイソン・ジョーンズもそんな流れを引きずって、
これまた能天気なスケルツォ。
指揮者が楽天的なレヴァインだから一層、その能天気サウンドに拍車が
掛かっているようです(笑)
色々な仕掛けは施されていますし、
アダージェットでのテンポは満足できるもの(12分も費やしています!)なのですが
私の中では受け入れにくい演奏でした。
加えて、私の聴き方、あるいは装置の問題なのかわかりませんが
オケ中央列付近の定位のすわりも悪く感じられ、録音にも不満を感じます。
そういえば、
うるむなふさんも本文で「あまりフィラ管がお好きでない方にはオススメできない」
といった内容が書かれていました。
その意味がわかったような気がします・・・(笑)
とかいいながら、10月発売予定の「レヴァイン マーラー選集ボックス」(輸入盤)も
廃盤多数と廉価による購買欲向上のため、予約ポチを押してしまっていますが(爆)
ってことで、私もレバー、インっ!!(←わかる人は通です:爆)
追伸:うるむなふさん、本文及びシャレの無断転用、ご寛容下さい。