アフィニス夏の音楽祭2010山形

合同オーケストラ演奏会 山形公演

・モーツァルト グラン・パルティータより抜粋4曲

・R.シュトラウス メタモルフォーゼン

・同上 交響詩「英雄の生涯」作品40(※)

指揮:飯森範親

管弦楽:山形交響楽団&アフィニス祝祭管弦楽団

(※)vnソロ:高木和弘

(2010.8.21 山形県民会館)


行ってきました、アフィニス。

色々な都合もあり、酒田公演は断念せざるを得ず、

山響の定期でも避けていた

山形県民会館公演に行くことにしたのですが・・・・。


結論から言いますと大凶でした(爆)

座席位置は、17列の30番台ですから悪かろうはずのない場所と思うのですが。


演奏、どうのこうのという問題ではなく、

ホールの響きがデッドすぎます、いくらなんでも。

全く音が響かない。

自分の拍手の強弱すら反響しません(笑)


8月の山響定期のアフタートークで指揮者・黒岩先生が

「県民会館での定期時代は、奏者の皆さんに反射(響)板を持ってもらおうとかまで考えました」

といわれていた意味がわかりました。

一見爆笑トークのようですが、全く素直な考えだと思います(笑)


京都会館より酷いか同等か、というホールの響き。

私とは相性の悪い大阪フェスティバルホールの方が遥かに立派。

ココンチと比べたら。

(で、京都会館はもはやクラシックコンサートはやっていない(と思う)し、

大阪フェスティバルは閉館しましたからね。)


また座席椅子のしょぼいことといったら・・・。

平成の映画館(=シネコン)ではありえませんね、

長時間着席するとお尻が痛くなる椅子って。

昭和の映画館の椅子ですな、あれは(笑)今日び、珍しい・・・。


さらに隣との距離の近さ・・・。

不快すぎますね。しかも暑いこの時期に・・・。

人間には個体間距離を保とうとする習性があるはず(?)で、

あれはないでしょ。

通勤電車のベンチシート並みですね。

ですから、隣席の人が少しでももぞもぞされると凄く気になってしまします。

宮城県民会館(東京エレクトロンホール宮城)はもっと酷いですが(笑)


加えて、前席とも近すぎ。

50分ある「英雄の生涯」で足が痛くなりました。


そんなこんなで、山響FCの諸先輩方からのアドバイスを忠実に守り、

無理してでも「酒田希望ホール」に行くべきでございました(笑)


そんなホールの感想はどうでもいいから、で、演奏は?

あっ、そうでしたね。

演奏はですね、

英雄の生涯では元ケルンrsoのコンマス四方恭子さんの姿が見えず、

探すと2vn2列目にいらっしゃたのには驚きました。


しかし、

英雄の引退あたりからはミスも目立っていましたし、

やっぱり、臨時編成オケの難しさとハコの問題が大きいですね。


あ、そうです、そうです。

プログラム編成、これにも大いに問題があったように思います。

管部隊&弦軍団を分散させて、

しかも、舞台の座席配置をその都度変更&休憩を挟んでまでの舞台作り(オペラかっ!)

やらねばいけなかったのか?

だらだら、だらだら、段取り悪く、後半開始が20時30分頃。

終演21時30分。アンコールなしでこの時間ですからね。


折角100名超(ハープ2台)、さらに各オケの首席プレイヤー揃いの編成なんであれば、

例えば、①ヴェルディの「運命の力」序曲で足慣らしして、

②R.シュトラウス「死と変容」「ドンファン」「ティル」のどれかで前半終了。

各セクションの♯1プレイヤー交代して

「英雄の生涯」の後、アンコールに「ローエングリン」第3幕前奏曲

など、これだけの編成でしかできない作品を聴きたかったですね。

この段取りなら、終演時間は21時にはバッチリ終わりますし、

お客さんウケもよっぽど良いと思いますが、どうですか?(笑)