今日もドヴォ9。
いやいや、そう嫌がらず、ご覧になってくださいな(笑)
ここまで来たら、実家にある1、2点(ノイマンともう一点は忘れましたが廉価セットもの)
を除く全ての手持ちを聴かないと・・・
という気持ちになってきました。
では、早速。
ジョルジョ・プレートル指揮
パリ管弦楽団
(1970年ステレオ、録音場所記載なし
タワーレコード×EMIトレジャーシリーズにより国内初ディスク化)
[ⅰ9:11 ⅱ13:03 ⅲ7:50 ⅳ:11:08]
いまや、鳴く子も黙る、現代の大巨匠プレートルによるディスクです。
相変わらず、といいますか、当時から、いろいろ細工をしています。
録音当時の御歳45歳。
若さがはじける勢いで突っ走るフィナーレや、
いたるところにある仕掛け、というか
独特のタメなどは当時からのものですね。
また、トロンボーンのff指定はほとんど無視して最強奏させているところも特徴なのですが
今なら、もっと節回しが上手い、というか、熟れているんでしょうね。
また、なんとなくバーンスタインNYP盤に似たところがあります。
現代の巨匠プレートル、
90年代以降の録音で聴いたみたい気持ちになりました。
いや、ディスクは要らない。いま、実演で接してみたい・・・・。
願わぬ気持ちを胸に、次に行きます(笑)
![人生どうらく日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20100625/09/toratoragatagata/3e/8b/j/t01100110_0110011010608130500.jpg?caw=800)
フェレンツ・フリッチャイ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(1959年、ベルリン・イエスキリスト教会、ステレオ録音)
[ⅰ10:04 ⅱ13:59 ⅲ8:18 ⅳ:12:05]
久しぶりに聞きましたが、これ強烈です!!
ベルリン・フィルの鳴りっぷりがスゴイことになっています。
どれだけ強奏しても、ハイトーンを出しても、音程が狂わない。
しかも、どれだけ金管が吹いても、弦楽器群の音の壁のこれまた肉厚なこと。
これこそが、当時のベルリン・フィルならではの
重戦車サウンド!!と申せましょう。圧巻です。
私の語彙力と音楽知識では、これ以上説明できません。
フリッチャイのテンポを自在に動かし、歌うところと、決めるところのメリハリが
そんなベルリン・フィルのサウンドと見事なまでのシナジー効果を発揮してくれています。
フリッチャイ、早逝の指揮者ですが、もし、あと20年長生きしてくれていたら
DGもスゴイことになっていたのでは、と残念でなりません。
いやはや、爆演以上のスゴさ、以外の形容ができずにすみません。
是非、聴いてみてください。驚きますよ!
なお、ボリュームにはご注意を!!(笑)
(1957年シカゴ・コンサートホール、ステレオ
XRCD-SHMCD盤)
[ⅰ8:45 ⅱ12:27 ⅲ7:34 ⅳ:10:31]
先程のフリッチャイとうってかわって、
コチラは極めてオーソドックス。
キリリと引き締まった速めテンポは
少し別のことを考えるとあっという間に別のフレーズに転じてしまします。
そんなライナーが厳しく締め上げた(?)
シカゴ交響楽団の強靭なアンサンブルをじっくり楽しめます。
隅々まで神経の行き通った各フレーズは、
厳しい練習で知られるライナーの賜物ですね。
ただし、爆演系ではありませんので、
ショルティ時代のスーパー金管軍団を想像すると肩透かしを食らいます(笑)
けれども、コチラがどんなテンションでも受け入れてくれる有難い盤です。
音については、申し分ありませんが、
XRCD-SHMCD盤です。
3,800円もしますので、流石、というより当たり前か?!(笑)
しかし、たいへん面倒な作業を行っているだけに
定位もしっかりし、聴き易いサウンドです。
1957年の録音とは思えません。
本日は、以上。
ここまで来れば、残るはあと2枚。
次回で最後。
ベタ過ぎるけども、ついつい聴いちゃう、あの名盤をご紹介します。
かなりの方が聴かれたことあるんじゃないでしょうか?(笑)
どうか最後までお付き合いいただければ嬉しいです。