ブルックナー
・交響曲第7番
尾高忠明:指揮
NHK交響楽団
(多分、最近の演奏:笑)
こんばんは。
本日は、盤紹介ではなく、テレビのお話。
夕食をとりながら、N響アワーを観ました。
尾高さん指揮のブルックナー7番。
尾高さんのブルックナー、
ずばり好きです。
尾高さんといえば
エルガーをはじめとする英国モノのイメージがありますが
ブルックナー、いいですね~。
現役の日本人指揮者では
ブルックナーの世界に連れて行ってくれる
数少ないマエストロといえるでしょう。
奇を衒うことなく全く自然体。
それでいて恰幅の良い、壮大なブルックナーに浸れます。
あくまでも、
テレビで観ただけ、しかもながら聴きですから、
きちんとオーディオに対峙して聴くと感想は変わるかもしれませんが。
(つまり、普段の当ブログでの盤紹介とは全く視聴環境が違いますので、お許しを)
そういうと、昨年あたりに、
これもN響アワーでみた尾高忠明さんのブルックナー8番も素晴らしいかった…
尾高さん、いい感じで熟れて、
巨匠の階段をあがられていますね。
また、N響も底力をみせています。
尾高さんは拍を刻む、タタキをする、指示は明快、
と典型的な日本人指揮者であるため
N響も却って演奏し易いのでしょうか。
惜しむらくは、
ブル8のときもそうでしたが、
フィナーレ最終音での拍手も早いのですが、
尾高さんの脱力も早すぎっ!!
最後のフェルマータは大切に思い入れをこめて
観衆の拍手を制止するぐらい
ゆっくりと脱力いただきたいところですね。
しかし、
このコンビのブルックナーなら実演を聴いてみたいですね。
いよいよ円熟期のマエストロ、
ますます楽しみであります。