人生どうらく日記
R.シュトラウス

・交響詩「ドン・ファン」

・交響詩「英雄の生涯」

ジュゼッペ・シノーポリ指揮

ドレスデン・シュターツカペレ管弦楽団(以下、SKD)

(1991年、ドレスデン・ルカ教会でのデジタル録音)


早いもので、もう6月です。

今日は、山形も、気持ちいい天気。

年中こんな気候であればいうことなしなのですが・・・。

それは、ハワイでもないから無理か(笑)


今日は、今は亡き現代の名指揮者シノーポリの

R.シュトラウスです。(天気と何の脈略もありませんね)


シノーポリの指揮は、

マーラーなんかにも見られる

ルバートを多用して、過剰に歌いすぎる場面もありますが、

特に「ドンファン」では、

曲の構成などとの相乗効果もあり

成功しているといえます。


「英雄の生涯」は、戦いの場面など

もう少しtpに力点を置いて欲しかったのでが、

弦楽器の対向配置も効果的で、

冒頭の低弦なんかもズンズン来ます。


しかし、何よりも

「ドン・ファン」「英雄の生涯」ともに

SKDの美音が堪能できます。


もともと、SKDにとって得意なレパートリーだけに

ベームやケンペ、現首席のルイージとも

R.シュトラウスを録音していますが、

この盤でも、過去の名盤に勝るとも劣らない

弦楽器のシルクのような響きが堪能できます。

この弦楽器群の美しい響きは感動的ですらあります。


SKDがウィーン・フィルと並び称されることが

良くわかる盤ですね。


ルカ教会の残響もいい感じです。