・交響曲第5番変ロ長調
エリアフ・インバル指揮
東京都交響楽団
(2009年東京文化会館/ライヴ/
SACDハイブリッド盤)
レコード芸術誌6月号特選盤です。
その高評価に加えて、
先日ご紹介しました山響のブル5との
オケ比較の上でもいい機会かと思い購入、
早速聴いてみました。
えっ?これが特選?!
ほんまでっか~?(笑)
外来オケと比べると
全然オケの能力が違います。
下手ではありませんが、よくも悪くも国産。
イタリア人サルト(スーツ職人)監修の
国産8万円スーツといったらいいのか…、
そんな音です。
1回しか聴いていないので、あまりへんなこともいえませんが、
インバルはテンポなど細かな指示はしています。
でもピンとこない。
他の演奏では余り聴こえてこないような
弦の副旋律などが聞き取り易く面白いところもありますが、
おしなべて、テンポがは速すぎるのかもしれません、
しっくりこないのは。
唯一の気に入った箇所は第三楽章で
クレシェンドの扱いは立派だと思いました。
しかしあとは・・・・。
おまけに終演後の拍手。
興ざめ甚だしいのでカットしてほしかったなあ~。
金管のコラールがこだまする、
ホールから音が消えていく、
そして静寂が訪れしばし沈黙のあと、
『オー!』の絶叫ならいいけど(笑)
そう、アバドのマラ9のように。
でも、当盤では終わるや否やの拍手・ブラボーが記憶されています。
余韻も何もあったものではありません。
せめて、一人で家で鑑賞する分には、
余韻に浸りたいのですよね。
ま~、当盤は、余韻に浸る、ほどの感想でもありませんが
(それを言ったらおしまいだって)
そんなこんなで、
私は元来あ.まのじゃくなタチでもありますが、
気に入りませんでした。
と、いうか購入したことを後悔しております(笑)
因みに山響のブル5、
レコード芸術では無印!
私的にはよっぽど山響の方が楽しめますが(笑)
無印だけに良品だっりして(爆)