ベートーヴェン
交響曲第6番ハ長調『田園』
カール・ベーム指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団(WPH)
(77年3月NHKホールでのライヴ/ステレオ)
ベームの晩年の来日公演ライヴ。
フライング拍手やブラボーなども
きっちりおさまっております(苦笑)
それはさておき、
田園のこのテンポ感、凄くいいんです。
巨匠指揮者の晩年のテンポによる田園、
がイメージ通りなんです。
決して、せかせなしない。
ピリオド系は当然として、
同じWPHでもラトルなんかを
もしベームが聴くと、
『若いのん、そう焦るな。
これが理想のテンポだ。
あんたも公園を散歩するとき、
ゆっくりと歩くだろ。
ベートーヴェンも同じさ』
と説教しそうです(笑)
そんなやりとり?
を妄想しながら聴きましたが、
ゆったりとしたテンポが本当に最高なんです。
またWPHも、
弦の甘さ・柔らかさでもってこたえています。
いや~、
しみじみとイイです、コレ。
カップリングされている2枚目のベト5『運命』は、
前述のラトルに軍配があがります、
とだけ書いておきます(爆)