人生どうらく日記
R.シュトラウス

 ・交響詩《英雄の生涯》

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(1974年/ステレオ・スタジオ録音)


英雄の生涯で僕の中でのベスト盤です。
5年程前に近所のブックオフのセールで200円くらいで

セラフィンシリーズていう一種の廉価中古盤を購入し、

中身がよかったので昨年、

ようやくまともなジャケットのものに買い直した代物です。



冒頭のテーマからこの当時のカラヤン節が炸裂してます。
幾分早めのテンポで

スポーツカーのように筋肉質で颯爽としています。

さすがカラヤン!
対してシュヴァルベのソロは艶やかで華美。
そのへんの匙加減が絶妙です。
戦いの場面から功績にかけては、

ベルリンフィルの当時の、なんと言うか

重戦車サウンドとも言うべき音が強烈です。


これぞ作曲者が考えた

音絵巻ではないでしょうか!!




が、しかしです。

べた褒めのディスクですが、

ネックがあり、その結果、

数多のカラヤン・英雄の生涯を集めることになりました。

このコンビばかり6種!


ネックではなく瑕疵と言ってもいいかもしれません。
もしかしたら、

コアな音盤ファンの方は

気付かれた(かれている)かもしれません。

音が割れるんです!
はじめは廉価かつ旧規格の盤のせいだろう、

と思い、掲載の写真のものに買い替えたんです。
でもダメ。
ヘッドフォンにしたり、プレーヤー変えたり

検証もしましたが、ダメ。

『だからEMIやねんっ!(怒)』


因みに、こういった音割れ、

DGの技師なら、かなり不自然なリミッターにより

回避していたとおもいます・・・。

どちらも、びみょー・・・

でも演奏はすばらいディスクであります。