おのぼりおっさんのクラシック日記-アンセルメ ブラ4  

曲   名:ブラームス 交響曲第4番ホ短調

指   揮:エルンスト・アンセルメ

管 弦 楽:スイス・ロマンド管弦楽団

  (カップリングは、シューマンsym2)


この盤も先日の首都圏遠征の中古店巡りで購入したものです。


アンセルメのブラームス???

って、正直、私も思いました。

いや、多分、

事前にアンセルメと知っていたら買っていなかったと思いますし、

今後もノーマークだったと思います(笑)

だって、ちょっとキワモノぽくないですか?

アンセルメのドイツ物って。


遠征時には必ず立ち寄るショップがありまして、

そこの店頭で流れていたのがこの盤。


第一楽章はクライバーのように速いのですが、

楽器のバランスとかは少し違う。

オケもなんか・・・。

でも面白い。

フィナーレも、

管楽器のバランスがはじめて聴く感じで面白い。

結構いいやん。

果たして、誰の演奏??


となって、店のマダム尋ねたら、コレだったわけですよ。


尋ねてしまうと買わない訳には行きません(笑)


ってな具合で、我が家にご来場いただいた次第。はい。


全体的にオケは非力というか、

弦楽器が特に力不足ではありますが、

殊、第一楽章の推進力などはクライバー顔負けです。

楽章を追う毎に、オケに対して疑問符が増えてきますが、

面白い演奏です。

さっきのシャイーのマラ9より遥かに楽しめます。


重々しい、秋を思わせるブラ4では、全くありませんが、

これはこれで新鮮な印象を持ちました。


但し、初めてブラ4を聴く方にはオススメしません。

ワルターにカラヤンやバンスタ・アバド、

クライバー・ザンデルリング・ヴァント・ジュリーニ・ラトル、

枚挙に暇なく沢山あります。まずは、そちらを!!!


ブラのシンフォニーは当分いいや、って食傷気味な方に、

是非聴いていただきたい1枚でございます。