時悪く

それからについて私に対して明らかになったのは

2週間ほどした頃だったと思う

時悪く、夫のレオの父が亡くなり

私も忙しくしていたのだ

レオの父は優しい人で

レオの兄弟が、私もまとめて毛嫌いするなか

全く普通に接してくれたのだ

レオ父『困ったことがあれば、レオのことでも

何でも相談するんだよ

たまこちゃんも、もう私の娘なんだからね』

そんなことを言ってくれる人だった

レオの父もがんだった

しかし、その兄弟の誰もレオには報せてくれることもなく

レオがレオ父に連絡した時も

そのような話は一切無かった