Aug.25『お風邪に気をつけて』
最近、ぼくの周りで風邪が流行っているような気がします。
バッパーの人やスタッフの人、遠く海の向こう、日本の友人まで、なにやらワールドワイドな動きが垣間見えてなりません。
ちなみにぼくのほうは先々週に流行を先取りしておいたので大丈夫です。流行は乗るものじゃない、作るものだ。と、某ファッション誌に書いてありました
さて、気づけばぼくのオーストラリア生活も残すところあと3日。明日、明後日、明々後日。早いものです。
まあ、さびしいことは置いておきましょう。そんなことより、そろそろ考えないといけないことがあります。そう、それはお土産。
毎週木曜日は就業後に買い物にくりだし、お土産にめぼしをつけてきました。おかげで、「Just looking.」の発音が急成長いたしました。
そんな中、先週の木曜日お菓子屋さんを見ていると、なにやら気になるものを発見しました。白くて、消しゴムみたいなものの中になにやらナッツ系のものが埋め込まれている。ん、マカダミア?そうか、これは消しゴムじゃなくてお菓子だ!
さらによく見るとそこには「Nougat」の文字が。こ、これはもしや!!
世に言う「ヌガー」という奴じゃないのか!!?
「ヌガー」。ハリーポッターの中に登場し、なにやら甘いもの、ということだったのでとても興味を持ったのですが、日本にそんなものはないし、もしや魔法の世界のお菓子なんじゃないか?とも思い始め、だんだんと忘却のかなたへと消えていった記憶。
そんな「ヌガー」とこんなところで出会えるなんて!!
出会いは突然。「あの日あの時あの場所で君に会えなかったら。」父の大好きな小田和正も歌っていました。
迷うことなく購入。
迷うことなくかじる。
迷うことなく感じる。
まずい!!!
何だと言うのでしょう。甘い。ただ、ひたすら。「息が止まるくらいの甘い口付けをしよう。」と、父の大好きな久保田利伸も歌っていました。がしかし、ここまでの甘さは予想していなかったことでしょう。まさに息が止まるくらい甘かったのですが。
甘いだけじゃダメ。映画のヒロインような一言をヌガーにささやきながら、シドニーの夜
を駆け抜けました。
その時流れた雫は、いったい何を意味していたのでしょうか。
喜び?悲しみ?怒り?いや、どれでもないでしょう。
ぼくには分かっていました。その涙の意味が。
あまりの甘さに、奥歯の虫歯が暴れ始めた。ただそれだけのことでした。
お土産候補1、ぽっさむ。