1月31日のブログで紹介した、La chandeleur。Youtubeの冒頭で、女性が、
ミャンミャン ..Vous savez demain c'est la chandeleur...
と言っているのを聞き、ミャンミャンって何だろう?
「猫の鳴き声??」と、不思議に思っていました。
毎週スカイプでおしゃべりする大学生からのメールに、
Jeudi c'est la chandeleur! le jour où on fait des crêpes!(miam)
と書いてあるのを見て、「これか!!」と思いました。
辞書で調べてみると、
ミャンミャンは miam miam ( 食事の満足を表して)うまいうまい
と書いてありました。
Bon miam-miam ( 幼児が何か食べたい時に言う)まんま、うまうまだそうです。
お母さんが赤ちゃんに離乳食を食べさせてあげる時に、
「ほら、おいちいねぇ~。」っと言う風に bon miam miam
と言うのでしょうか?
聞いてみたら、大人はbon miam miam
この日にクレープを焼く際には片手に古いコインを握りしめもう片方の手だけでクレープをひっくり返すというおまじないがあるそうで、きれいに裏返せればその1年はよい年になるとのこと。
クレープは食べても、
Ça je n’ai jamai vu personne le faire.
(そうやって焼いている人なんか見たことないぜ。)
というフランス人がいるかと思えば、
大学生の彼女は毎年そうやってお母さんやお姉さんと焼くのだと言ってました。
「古いコインなんて不衛生…。」と思っていた私は浅はかでした。
クレープを焼く話をしていたら、そばにいた彼女のパパがいそいそとコインを出してきて、スカイプの画面に見せてくれたのですが、
なんとそれは、五百円玉よりもひとまわり大きい、
美しい装飾をほどこしたまばゆいばかりの黄金の金貨でした。
今は流通していないルイ王朝の金貨、 Louis d’or ( ルイドール金貨)で、
家宝だと言ってました。
ルイドール金貨は一種類しかないのかと思いきや検索すると、レアなものからそうでもないものまでいろいろあるようでした。
どこの家にもこれがあると彼女は言いますが、
「そんな風に焼くのは見たことがない。」というフランス人の家には多分、ないのでしょう。
こういった行事は各家庭でまちまちですね。
フランス人は残業をしないと思っていたのは私の偏見でした。
この日、La chandeleurなのに定時を過ぎても残業で帰れないお父さん達の職場には、どなたかが差し入れをしたクレープが。
頑張れ! フランスのお父さんたち!
Je vais manger des crêpes… 今からクレープを食べるよ
Au travail ! 仕事中に!
Avec une bouteille de cidre ! ひと瓶のシードルと一緒にね!
Ah bon? ふうん。そうなんだ。
Tu as déjà bu du cidre ? 君はシードルを飲んだことがある?
Non, je n’en ai pas encore. ううん。 ないわ。
Je suis sûre que tu aimerais. きっと気に入るよ。
C’est comme le champagne en plus sucré…
C’est à base de pomme…existe en version brut ou doux.
シャンパンをもっと甘くしたような味なんだ。
自然のままのりんごやその甘味がベースになってるんだ。