日本中央競馬会は、2月末付で2名、3月5日付で1名の騎手が引退することを発表した。
2月29日付で引退
川島信二(栗東・フリー)
藤井勘一郎(栗東・フリー)
3月5日付で引退
北沢伸也(栗東・フリー)
川島は、2001年栗東の安藤正敏調教師の厩舎から騎手デビュー。
同期騎手に難波剛健、小坂忠士、石神深一、蓑島靖典、大庭和弥等障害を中心に騎乗する騎手が多い。
重賞を5勝したが、GⅠ勝ちはなかった。
元騎手、元調教師の、田島良保さんの三女が夫人で、安藤厩舎だけでなく田島良保厩舎の馬にも多数騎乗した。
東京都出身だが、同期の騎手には石神深一等関東の厩社会に縁者がいる人が多かったことから敢えて関西へ。
騎手引退後調教助手に転向し、庄野靖志厩舎所属となる。
藤井は、オーストラリアで2006年に騎手免許を取得し、シンガポール、マレーシア、韓国等13カ国で騎乗した。
2015年、NAR地方競馬全国協会から短期免許を交付され、ホッカイドウ競馬と南関東競馬で期間限定騎乗した。
2019年、JRA日本中央競馬会から通年免許を交付された。
奈良県御所市出身で、栗東所属となった。
地方競馬出身騎手以外で、日本中央競馬会の免許を取得したのは、ノリちゃんの兄でニュージーランドで騎乗していた横山賀一元騎手以来となった。
2022年4月16日、福島競馬場でのレースで藤井が騎乗していた馬の前を走っていた馬が重度の馬体故障を発症して転倒し、藤井の騎乗馬は馬体故障で転倒した馬に乗り掛かる形で転倒し、藤井が落馬
藤井は、この落馬事故で第四胸椎脱臼骨折の大重傷を負い、同時に脊椎を損傷して胸より下の感覚を喪失した
以後、車椅子生活をしながらリハビリに励む日々を過ごして騎手免許を更新し続けていたが、他の仕事へ就くために騎手免許を所持し続けることが困難となったため、騎手免許を取り消すとか。
栗東トレセンにて
藤井と公私に渡り仲がいい騎手
左より
武豊、ミルコ・デムーロ、坂井瑠星
中央競馬の騎手としては、わずか3年しか活動出来なかったがアブレイズ🐴でフラワーカップを制した。
北沢は、1990年栗東の荻野光男厩舎から騎手デビュー。
同期騎手には穴のエダテルこと江田照男と、すでに調教師に転向してる村山明、牧田和弥がいる。
デビュー当初は平地レースに騎乗してたが、騎乗数を確保するために障害レースにも騎乗し始めて、最終的に障害専門騎手となった。
障害重賞を9勝し、レッドキングダム🐴で2014年の中山大障害(J・GⅠ)を制した。
昨年9月の障害レースで落馬負傷して以降戦列から離れていたが、結局戦列には復帰せずに騎手生活を終える。
引退後調教助手に転向し、新規開業する藤野健太厩舎所属となる。