日本中央競馬会は、2月29日(木)付で引退する騎手と、3月1日(金)付で新規に免許を交付する騎手を昨日発表した。


引退する騎手は1名で、3月1日付で調教師に転向する秋山真一郎だ。


また、新規に騎手免許を交付するのは以下の8名。


競馬学校騎手課程卒業式で、卒業者へ祝辞を述べる武豊。

自ら「レジェンド武豊です」🤣🤣

武豊だからこそ、許される発言だ🤣🤣


競馬学校騎手課程卒業者7名

後列左より

長濱鴻緒、橋木太希、吉村誠之助各新規騎手

前列左より

石神深道、大江原比呂、柴田裕一郎、高杉吏麒各新規騎手

全員に平地、障害両方の免許が交付される。

石神深道(いしがみ ふかみち)

美浦・和田正一郎厩舎

父は現役騎手の石神深一で、祖父は元騎手の石神富士雄さん。

三世代連続の騎手デビューは、祖父横山富雄さん(故人)、父ノリちゃん(横山典弘)、兄カズオ君(横山和生)と弟タケシ君(横山武史)に次ぐ例となる。


左 父の石神深一騎手

右 石神深道新規騎手


大江原比呂(おおえはら ひろ)

美浦・武市康男厩舎

祖父は元調教師の大江原哲さん、父勝さんは蛯名正義厩舎の調教助手。


左 父の大江原勝調教助手(蛯名正義厩舎)

右 大江原比呂新規騎手


現役騎手大江原圭は、親戚(いとこおじ)にあたる。

大江原圭の父は、大江原哲元調教師の弟で元調教助手の大江原隆さん。

大江原哲さんと大江原隆さんは共に障害騎手だったし、大江原圭も障害レースを主に騎乗している

諸事情により、大江原比呂新規騎手は1年遅れでのデビューとなる。


柴田裕一郎(しばた ゆういちろう)

栗東・中竹和也厩舎

父の雅章さんは、中竹和也厩舎で調教助手を務める。

卒業証書を受け取る柴田裕一郎新規騎手。

高杉吏麒(たかすぎ りき)

栗東・藤岡健一厩舎

高杉新規騎手は、アイルランド大使特別賞を受賞した。


長濱鴻緒(ながはま こお)

美浦・根本康広厩舎

根本康広厩舎は丸山元気、野中悠太郎、藤田菜七子に次ぐ新規騎手受け入れとなる。

競馬場の掲示板とレーシングプログラム等の中央競馬会の施設と配布物、スポーツ新聞や競馬本紙等の馬柱には「長浜」と現代表記で氏名が記載される。


橋木太希(はしき たいき)

栗東・西園正都厩舎

橋木新規騎手は中学生の時は野球をしていたが、野球選手になるには身長が低過ぎるので競馬の騎手を目指すようになったと言う。

また、西園正都厩舎は酒井学以来となる新規騎手受け入れとなる。


吉村誠之助(よしむら せいのすけ)

栗東・清水久詞厩舎

父は兵庫県競馬のトップジョッキー吉村智洋で、息子は中央競馬で騎手となる。


左 吉村誠之助新規騎手

右 父の吉村智洋騎手

騎手試験合格者1名

障害免許のみ交付される。

坂口智康(さかぐち ともやす)

美浦・尾形和幸厩舎

同厩舎の調教助手から騎手に転向する異色の騎手で、障害専門騎手となる。

競馬学校の騎手課程卒業者以外への新規騎手免許交付は、障害専門の現役騎手小牧加矢太(栗東・音無)以来となる。

小牧加矢太同様、坂口新規騎手は学生時代に馬術でタイトルを獲得している。


また、栗東の坂口智康調教師とは同姓同名である。


やはり、一番注目されるのは吉村誠之助新規騎手か?


父が兵庫県競馬出身で、子が中央競馬へ。

吉村新規騎手が、4例目となる。


父小牧太(現中央競馬騎手)

息子小牧加矢太


父岩田康誠(現中央競馬騎手)

息子岩田望来


父永島太郎(現兵庫県競馬調教師、元騎手)

娘永島まなみ


父吉村智洋(兵庫県競馬現役騎手)

息子吉村誠之助


所属する厩舎が、能力の高い馬を数多く管理する清水久詞調教師の厩舎。


ミライ君のように、早い段階から能力の高い馬の乗り味を覚えられるのは、騎手としての能力を上げるための恩恵となる。


栗東は減量がある若手騎手を起用するので、若手騎手のステイタスである自力で3年以内に100勝以上を挙げて減量の恩恵を取って欲しい。


石神深道新規騎手と大江原比呂新規騎手は、バリバリの競馬一家出身。


美浦では知名度が高いので、早い内から注目を集める。


あとは、それに見合う成績を挙げることだ。