野田〜天神橋筋六丁目を結ぶ阪神バスの路線が、今日の運行を最後に休止された。


これも、随分古い写真やね😛😛


こちらは、路線休止の謹告が貼り付けられた野田阪神前バス停🚏


公式サイトに掲載された案内

名目上は休止だが、事実上の廃止である。


このバス路線は、1975年全面廃止された阪神電車の路面電車北大阪線の代替路線だ。


阪神北大阪線は、野田〜天神橋筋六丁目間を走る路面電車だった。


北大阪線が走っていた頃の野田電停




中津付近を走る阪神北大阪線の路面電車🚉

隣の軌道は阪急電車


カラー写真があった🚉


天神橋筋六丁目電停🚉

今や、この付近に約半世紀前の面影はまるで残っていない😛😛


路面電車廃止後も、10数年間は高頻度運行が維持されていた。


高頻度運行を支えるため、阪神電車野田駅の北側には広いヤードを持つ車庫があった。


1990年台に入り、阪神電鉄は本社を梅田から野田へ移転したが、本社建物はバスの車庫を廃止して建造した。


バスは、本社建物の建造に合わせて整備した野田駅北側のバスターミナルへ尼崎市の浜田車庫から送り込み、必要数を留置するようにした。

だが、バス利用客は年々減少し、それに伴い運行本数も減少した。


最終的に、2021年には免許維持路線となって土日祝に一往復するだけの路線となった。


そして、ついに今日を持って事実上の廃止を迎えた。


リンクを貼ったこちらのサイトには、様々な背景が書かれている。

阪神バスは、運転士不足を理由に掲げて休止するとしているが、実際は何年も前に役目を終えていたのだ。


私はこの路線の「栄枯盛衰」の、枯れ衰える部分しかリアルタイムで知らない。


浜田車庫と野田とのバスの送り込みを兼ねて営業していた、阪神杭瀬駅北から野田までの路線も今日の運行を持って休止された。


国道2号線を走っていた、阪神電車の路面電車国道線の代替バス路線の一部区間だ。


大阪市内から、阪神バスの路線が事実上消滅した。