2020年度新規調教師試験合格者の氏名が、日本中央競馬会から発表された。
伊坂重信(美浦)
四位洋文(栗東)
杉山佳明(栗東)
鈴木慎太郎(美浦)
田中克典(栗東)
茶木大樹(栗東)
辻哲英(美浦)
辻野泰之(栗東)
調教師免許は1月1日から発効されるが、現役騎手四位洋文は本人の申請により3月1日発効となる。
ダービー2勝騎手の四位洋文が、調教師に

四位は鹿児島県出身で、1991年に騎手としてデビューした。
また、四位満教元騎手は遠縁にあたる。
同期デビュー騎手には、ダービーを始めビッグレースを数多く勝つ等通算で1918勝した藤田伸二、調教師に転身した水野貴広、調教師に転身しながら事故のため廃業を余儀なくされた日吉正和等がいたが、これで1991年デビュー騎手は全員が引退することになった。
競馬好きサイトによると、調教師一次試験に合格した現役騎手は四位以外に西田雄一郎と村田一誠がいたようだが、二次試験に合格したのは四位だけだった。
エビショーこと蛯名正義は、自身で一次試験不合格だったと公表している。
昨年は現役騎手の合格者がおらず、元騎手も長谷川浩大しか合格者がいなかった。
田中克典は元騎手で、現役の北村友一、的場勇人、先に調教師に転身した田中博康と同期デビューだったが、通算41勝しか挙げられずに騎手を引退した。
引退後は、西園正都調教師の厩舎で調教助手として働いていた。
西園調教師は、田中克典の調教師試験合格をとても喜んでいた



辻野泰之さんは角居勝彦調教師の厩舎で調教助手として働き、角居厩舎の広報の役目でもお馴染みの方だ。
角居厩舎は2021年に解散、角居勝彦調教師は廃業することが決まっている。
辻野さんが厩舎を継承すると見られており、角居勝彦調教師は一年かけて厩舎経営のノウハウを伝授するのだろう。