先場所、古傷の左膝の具合が悪くなって地元福岡での九州場所を5勝10敗と負け越し、今場所をカド番で迎えていた大関琴奨菊は今日玉鷲に敗れて4勝8敗となって2場所連続の負け越しとなり、来場所関脇への陥落が決定した

1969年の名古屋場所に大関のカド番制度が出来て以降、2場所連続の負け越しで大関から関脇へ陥落した力士は2013年九州場所の琴欧洲以来16人目、19例目となった

琴奨菊は今回が7回目のカド番だったが、左膝だけでなく右膝も傷めているようで、両膝をグルグル巻きにされたサポーターが見ててあまりにも痛々しかった

琴奨菊本人は明日からの休場や引退を否定しているが、本当にまだ相撲への気持ちが切れていないのならば、今場所は休場して来場所に備えるべきだと思う
来場所関脇で10番勝てば、大関に復帰出来るのだから
逆に、相撲への気持ちが切れてしまったのなら、明日の割は決まっているが引退した方がいいだろう
でないと、明日以降の対戦相手にあまりにも失礼である
過去の例を紐解くと、大関から陥落した力士が翌場所に10番勝って大関に復帰した例は少なく、1976年夏場所に陥落した三重ノ海、2004年夏場所と九州場所に陥落した栃東の2人、3例しかないのだ
1975年九州場所に陥落した魁傑と1999年九州場所に陥落した貴ノ浪は、翌場所の復帰はならずも一度大関に復帰したが、魁傑は1977年秋場所に、貴ノ浪は2000年夏場所に再度陥落した

三重ノ海のように大関再昇進後に横綱まで昇進した力士もいたが、ほとんどの力士は陥落を契機に引退したり、相撲を取り続けるも平幕まで陥落しており、1974年夏場所に陥落した大受のようにその後十両にまで陥落した力士もいた

琴奨菊が初優勝し、日本人力士として10年ぶりの優勝を果たして1年
琴奨菊は両膝の故障だけでなく、年齢から来る力量の衰えも見え隠れしており、引退を決意してもまったくおかしくない

32場所守り抜いた大関の座を陥落し、相撲へのモチベーションを保つのが並大抵でないことなど、素人でも十分理解出来る

年寄株を取得しているのなら、部屋付き親方として後進の指導をする側に回ってもいいと思う