第4試合
藤代(茨城)10
大垣日大(岐阜)12
両校二桁得点の大乱戦は、初回の8失点を挽回した大垣日大が制し、昨夏開会式直後の第1試合で有田工(佐賀)に逆転されて緒戦敗退を喫した悔しさを、倍にして返した。
藤代は、初回大垣日大のエース高田君が四死球を連発する大乱調に乗じ、古谷君のランニングスリーランホームラン等、打者11人の猛攻で大量8点を先制した。
その裏大垣日大は、藤代のエース竹内君の立ち上がりを攻めて4点を返し、乱戦の火ぶたが切られた。
5回表、藤代は濱渡君のツーランホームランで引き離し、ここで大垣日大はエース高田君に代えて、レフトの滝野君をマウンドに上げた。
滝野君が、この後藤代に追加点を許さない投球をしたことが、反撃の狼煙を上げるきっかけとなった。
大垣日大は、5回裏、6回裏と1点ずつ返し、7回裏は安打→安打と来ながら三振→三振で二死となり、チャンスが潰えたかと思われたが、大久保君と古谷君の連続適時打で3点返し、1点差まで追い上げた。
そして8回裏、大垣日大は球威が落ちた竹内君を攻め、先頭打者の種田君が三塁打で出塁し、湯口君が四球を選んで無死1、3塁の逆転のチャンスを迎える。
内藤君の内野ゴロで判断良く種田君が生還して、ついに同点に追いつく。
そして、二死から野崎君が逆転ツーランホームランを放って、何と初回の8失点を挽回して大垣日大が勝ち越す。
9回表、藤代は走者2人出して粘るも、再逆転はならなかった。
試合終了後、負けた学校の選手はベンチ前で整列して相手校の校歌を聞くが、最近はその時に目を手で押さえて悔しさのあまり号泣する選手を見ることが少なくなった。
藤代のエース竹内君と捕手の古谷君は、目を手で押さえてもポロポロ涙が溢れてこぼれるくらいに号泣し、その姿を見て思わず涙がこぼれたT_T
初回藤代がいきなり8点を先制した時は、優勝候補の一角に挙げられていた大垣日大も、春の優勝校龍谷大平安のように初回の相手の猛攻の前に屈するかと思われた。
しかし、昨夏の逆転されての緒戦敗退が余程悔しかったのか、初回の大量8失点にまったくめげることなく、驚異的な粘りを発揮しての大逆転勝利で緒戦を突破した。
なお、8点差を逆転しての勝利は、大会タイ記録だとか。
勝った大垣日大は、二回戦は第8日目第1試合に登場する。
藤代の選手達は、優勝候補に挙げられてる大垣日大から10点も取り、茨城代表として立派な戦いをした。
エース竹内君は全国大会で勝てるだけの力量を持った投手だったし、打線も全国レベルの投手を攻略出来る力を持っていたが、それを上回るチームが緒戦の相手になったのは不運だった。
エース竹内君、捕手の古谷君ら3年生は、この大逆転負けの悔しさをこれからに活かし、また下級生達は先輩達が味わった悔しさを糧にして練習に励み、今よりさらに強い藤代野球部の選手となって、全国大会で悔しさを晴らす番を作って欲しい。