2004年の近鉄バファローズ消滅によるプロ野球界の危機的状況は、楽天の新規加入→イーグルス結成でひとまず脱したが、さらなるファンサービス向上を目指し、アメリカのインターリーグを模した、セ・リーグとパ・リーグの交流戦が2005年から公式戦に組み込まれた。
最初の2年は、6試合総当たりの36試合行われていたが、期間が1ヶ月半に及ぶことや、日程消化を優先するあまりに悪天候でも試合を強行してファンサービスと逆行する等の弊害が指摘されたため、4試合総当たりの24試合に減らし、長過ぎると言われた期間も1ヶ月とちょうど良くなった。
なお、今年はセパ交流戦10周年を迎えることにちなみ、例年はパ・リーグの本拠地で採用される指名打者制をセ・リーグの本拠地で採用し、パ・リーグの本拠地では9人制で行うことになっている。
セパ交流戦は2連戦単位で行われるため、どのチームも先発投手の頭数が少なく済む。
また、セ・リーグのチームは、守備力に目をつぶって攻撃力のある選手を指名打者に据えることが可能になるメリットがある。
反面、パ・リーグのチームは、普段打席に立たない投手が打席に立つため、攻撃力低下が否めないデメリットがある。
しかしながら、データを重視するセ・リーグのチームは、データが白紙に近いパ・リーグのチームとの戦いで不利を強いられるケースが目立ち、昨年の巨人以外は、すべてパ・リーグのチームがセパ交流戦での最優秀成績を残した。
阪神は、セパ交流戦を苦手としている。
5月は6勝9敗と負けが込んでおり、チーム状態が悪いままセパ交流戦を迎えるので、五分で乗り切れれば上出来だろう。