古くから読売新聞社の社杯として行われている、マイラーズカップ。

昔は、春の阪神で開催されていた。

阪神大賞典が有馬記念の裏番組として開催されていた頃には、関西には春の天皇賞への前哨戦に適当なレースがなかったため、マイラーズカップを使う馬が多かったのだ。

1981年の春の天皇賞馬、カツラノハイセイコはマイラーズカップから春の天皇賞へと駒を進めた。

1984年のグレード制導入による番組改変で、阪神大賞典を春の天皇賞の前哨戦とすべく暮れの阪神から春の阪神へと施行時期が移され、また安田記念がハンデのオープン特別からG1競走に変更されて古馬のマイル路線が構築されたことにより、関西のマイル路線の馬が、春の始動戦にマイラーズカップを選ぶことが多くなった。

元祖マイルの申し子ニホンピロウイナーは、この流れに上手く乗ることが出来たのだった。

後にマイルチャンピオンシップ→香港マイルを勝ったハットトリックはこのマイラーズカップで大敗したのだが、当時は「G2では、家賃が高かった」扱いだった。

長年阪神競馬場で開催されて来たマイラーズカップが、一昨年突然京都に開催が移された。

マイラーズカップが京都開催となったことで、阪神競馬場での古馬のマイル重賞が消滅した。

阪神競馬場でのマイル重賞は、桜花賞を頂点として、トライアルのチューリップ賞、2歳牝馬チャンピオン決定戦の阪神ジュヴェナイルフィリーズの3歳クラシック戦線があり、今年から2歳牡馬せん馬チャンピオン決定戦の朝日杯フューチュリティステークスが阪神で開催されることになった。

しかし、一方で、古馬のマイル重賞を無くしたことには、首を傾げざるを得なかった。

しかし、京都競馬場での古馬のマイル重賞もマイルチャンピオンシップだけであったため、マイラーズカップの開催地を京都に移したと考えられる。

今年の古馬マイル路線は、純粋なスプリンターだったロードカナロアが安田記念を勝ち、春の天皇賞2着だったトーセンラーがマイルチャンピオンシップを勝った昨年以上にメンバーが手薄。


先のダービー卿では、トリップの故障により繰り上がった形で実力馬カレンブラックヒルが1年半ぶりの勝ち鞍を挙げたが、本当の意味で復活を遂げたとは到底言えない。

今年のマイラーズカップの登録馬を見ると、サンカルロとエキストラエンドしか重賞を勝った馬がおらず、オープン特別、準オープン特別を勝ったばかりの馬や、重賞で2着に入って収得賞金が増えたが、安田記念に出走するには今時点では全然収得賞金が足りない馬ばかりで、サンカルロだけがとびっきり収得賞金が高く、後は準オープンに毛が生えたレベルの馬ばかりだ。

マイル路線の馬はレベルが低い反面、収得賞金ボーダーがやたら高いので、サンカルロ以外の馬は仮にマイラーズカップを勝ったとしても、安田記念に出走するには京王杯スプリングカップを勝って優先出走権を取るか、2着に入って収得賞金をさらに増やす必要があるだろう。

サンカルロには、正直こんなメンバーには負けて欲しくないが、エキストラエンドがなぁ(^^;;

幸い?、週末は雨予報。

サンカルロは道悪が苦手だが、開幕週の淀なら雨が降っても少し馬場がしぶって時計がかかる位までしか悪化しないだろうから、速い時計のないサンカルロには好都合になるかも^_^