中山競馬場は、昨日春の開催を終了した。

例年でも、中山は初秋の開催まで約4ヶ月半開催が空くのだが、今年は老朽化したスタンド内装の改修工事を行うため、暮れの開催まで7ヶ月以上空く。

中山競馬場は、昭和63年から老朽化、陳腐化した旧スタンドを順次取り壊して新しいスタンドを建造し始め、平成2年まで約3年かけて、現在のスタンドを建造した。

しかし、供用開始から25年近く経過して、あらゆる箇所の老朽化、陳腐化が著しくなっていた。

東京競馬場と比べると、中山競馬場の古臭さは一目瞭然であった。

今年夏にグランドオープンする札幌競馬場の新スタンド建造を最後に、全10場のスタンド建て替えが終了することから、老朽化、陳腐化が進んだスタンド内装の改修工事に着手するようで、最も老朽化、陳腐化が著しい中山競馬場から始まるようだ。

阪神競馬場、京都競馬場のビッグスワン、小倉競馬場のスタンド内装もかなり老朽化、陳腐化が進んでいるので、早期に改修工事に着手して欲しい。

日本中央競馬会からは、スタンド等の接客スペースの改修のみが発表されているが、実は業務エリアの施設がそれ以上に老朽化、陳腐化が進んでいるようで、藤田伸二騎手が著書で酷評したり、西山茂行オーナーが新聞のコラムに「何とかならないものか」と書く等、非常に評判が悪い。

札幌競馬場はスタンドの建て替えだけでなく、厩舎等の業務エリアの施設の建て替えや改修も行った。

7ヶ月もあれば、建物で一番早く傷む水回り(便所、風呂、厨房)の改修工事が十分出来るので、改修されることだろう。

近年、阪神競馬場、京都競馬場、小倉競馬場で、やたらと目立つようになったのが、単なるデッドスペースと化した、閉鎖された馬券売場跡だ。

馬券そのものの売上減少だけでなく、電話、インターネット投票の普及と、競馬場で無線LANが使用出来るようになった等で、競馬場の馬券売場は縮小される一方で、特に有人窓口の減少が顕著となっている。

中京競馬場の新スタンドに行くと、馬券売場がものすごく少なく感じるが、今やあの程度しか必要なくなったのだろう。

阪神競馬場、京都競馬場、小倉競馬場の馬券売場跡のデッドスペースの活用方法はいくらでもあると思われるので、単なる美装化だけでなく、デッドスペースの有効活用も検討して欲しい。