先月、関西、北陸、東海各地方に甚大な災害をもたらした台風襲来時、気象庁は京都府、滋賀県、福井県に大雨特別警報を発表して、特別な警戒体制を敷くよう注意喚起した。


実際に、京都府、滋賀県、福井県では、9月の1ヶ月の平年降雨量相当の雨が、1日で降った地域があった。


今日関東、東北地方で猛威を振るった台風の接近に伴って、雨や風の特別警報が発表された都県はなかった。


しかし、東京都の伊豆大島では、10月の1ヶ月の平年降雨量相当の2倍以上の雨が降ったと見られ、大規模な土石流によって家屋倒壊や流出する災害が発生し、死者、行方不明者が70名近くに上るとか。


先月の特別警報発表後、その根拠について回顧と分析が行われて、概ね気象庁の判断は妥当であったと判断されたが、伊豆大島の記録的な豪雨とそれによる災害発生予見は、根拠付け出来なかったのだろうか。


70名近い方が犠牲になったと推測される甚大な土石流災害は、平年の10月の月間降雨量相当の2倍以上の豪雨に見舞われたのだから、災害が発生する可能性は非常に高くなっていたはずである。


そして、伊豆大島町役場の対応も極めて緩慢で、避難指示や勧告の対応が後手に回り、町民から災害による犠牲者を出してしまったようだ。


島の長老クラスの方が、今までにない音等を聞いて、近隣の方々と自主的に避難されて、このような方々が災害の難を逃れたらしい。


自身が居住してる地域の普段の状態と、雨や風が強くなった時の状態の違いは、よく観察する等で認識を高める、自己防衛が必要であろう。


普段は聞こえない船の汽笛や電車の走行音、警笛等が聞こえる時は、大概天候が変わる時である。