関西の私鉄で、警笛の音が一番個性的なのが、近鉄電車だ。


今日は河内松原まで南大阪線の準急に乗ったが、珍しく景気よく警笛を鳴らしていた。


昔は、どこの電車も警笛を鳴らして走っていたが、沿線近隣住民からの苦情が多くなり、近年あまり鳴らさなくなった。


関西の私鉄では、南海と京阪は空気笛のみで、普通の「ファーン!!」てな感じの音。


阪急と阪神は、古い車両は空気笛のみでやはり普通の「ファーン!!」だが、阪急は6000系以降、阪神は8000系以降空気笛と電気笛を両方装備しており、電気笛はトラックの警笛のような「シェーン!!」てな感じの音が出る。


近鉄は、路線によって警笛が違うのだ。


座席指定の特急車両、南大阪線、大阪線、けいはんな線(地下鉄中央線乗入車)を走る車両は、すべて空気笛が「シェーン!!」てな感じ、電気笛は一般乗用車のような「キー!!」てな感じの音なのだ。


しかし、奈良線グループ(難波線、京都線、橿原線、天理線等)の8000番台、9200系、名古屋線(一部は山田線、鳥羽線に入る)専用の1000系、1010系(元橿原線 920系)、1820系、9000系(元奈良線)は、空気笛は他社同様「ファーン!!」、電気笛は「キー!!」なのだ。


近年、奈良線と大阪線(一部名古屋線)の車両仕様が統一化され、警笛は大阪線に合わせられたため、奈良線グループや名古屋線グループでは、両方聞けるのだ。


阪神なんば線を経由して阪神尼崎、三宮まで乗り入れる近鉄の車両は、奈良線と大阪線の車両仕様が統一化された以降のものが使用されているため、阪神なんば~三宮でも近鉄電車の独特の警笛が聞けるようになった。


近鉄奈良線に乗り入れる、阪神9000系、1000系は空気笛、電気笛の両方を装備している。


空気笛と電気笛を両方装備するようになったのは、気象条件により空気笛はたまに鳴らない時があり、警笛がならなければ危険なため、停電しない限り鳴る電気笛と両方装備するようになったのだ。