8月末にリクエストした本が、

ようやく手に入った。

 

区内に蔵書がなかったため、

越境で他区から借りる予定だった本である。

 

受取った本はピンピンに新しく、

自区の蔵書ハンコまで押されている…

 

「最近、区で購入された本ですか」

 

カウンターで尋ねると、気軽に来歴を調べてくれた。

 

「こちらは区民の方のリクエストで、

最近購入されたようですね」

 

区民って、私のことかしら…

 

 

予約中に何らかの理由で、

「越境貸出」から「自区購入」になったようだ。

 

ラッキーな展開だったのかも…

 

まぁ、毎月税金を払っているのだから、

想定内ラッキーかもしれないが。

 

気を良くして、街のケーキ屋に立ち寄り、

名物のミニチュア・ケーキを二つ購入。

 

ミニチュアだから、一人でも二つ買うのである。

 

ワンルームに帰って、早速一つ…

 

こっくりとした栗のムースに、秋の深まりを感じる。

 

残る一つは、待望の小説と共にゆっくり楽しみたい。