激動の3日間~1日目~交通事故
実はこの3日間いろんな事が起きていた。
特に8日は朝からどうも仕事がしっくり来ない。
おかしいと思っていた午後に突然仕事場の電話に外線が・・・・。
悪い予感がした。
家族からのお電話です・・・・。
そうすると義理の母からの電話だった。「Kちゃんが車にひかれた・・どうしよう・・」
下の息子が交通事故にあったのだ。「救急車が今ついてこれから搬送される・・・」
いまから帰る由を同僚に言って職場を後にした。
その途中救急隊から直電があり、頭を打ってはいないと思うが足にかなりの損傷が・・・と言ったので迷わず整形外科を選択した。
病院に行くと息子が一人で車いすに座って待っていた。
「どうだ大丈夫か?」と聞くと小さく頷くがどうも安心したようで泣きたい唇が震えていたが「俺、痛かったけど泣かなかったよ」と気丈にも答えた。
どんな様子だったか現場に居合わせた上の子に電話をして聞こうとしたが、目の前で弟がひかれたショックでパニックになっていた。
「兄ちゃん、パパがついてるから大丈夫だよ!家で待ってな」
お兄ちゃんの優しさが垣間見えた。
加害者の上司がやってきた。
そして学校の校長先生もやってきた。
整形の非常勤の女の先生は優しくていい人だった。
息子も我慢していたけど結局骨は何ともなかったので入院はいらなかった。
連れて帰るとお兄ちゃんが泣きながら弟に抱きしめてくる。一瞬弟は厭な顔をしたが照れ笑いをしていた。
飯は普通に食って、風呂は我慢。
今日一日は中で出血して知らない間に増悪することがあるので、冷やしながら看病した。