住所教えられません | にゃんこと見る夢

住所教えられません

俺は大型酒販店で働いている。

給料は安いが、なかなかいい。

何がいいって?

隠れるところがいっぱいあるところさ。


「お疲れっす!」

今日も仕事が終わる。

俺は家に帰るフリをする。


「○○さん!たまには飲みに行きませんか?」

「いや~悪いね。今日はやめとくよ」

「いつも付き合い悪いな~!そんなに奥さん美人なのかぁ~!?」

「はははは」


同僚と繰り返されるいつもの会話。

ここは酒販店だけあって酒好きが多い。

俺はいつも飲み会を断る、付き合いの悪いヤツだ。


なぜって?

俺は今この店で寝泊りしているから、

鍵が閉められる前に店に潜んでいないとダメだからさ。


店の奥のパレット置き場の一番上で

ごろりと横になりながら、人がいなくなるのを待つ。


「やれやれ、やっとみんな帰ったか」

俺は店内を歩き、1本の缶ビール、1本のウーロン茶

乾き物1袋と冷凍食品のやきそばを取り出した。

「あ~やっぱ発泡酒よりビールの方がうまいな~」

ささやかな酒宴。

万引きと思われるくらいの少量で済ませるのが

この生活をバレずに送る秘訣だ。


こんな生活をしだして数年が経つ。

最初は終電乗り遅れだった。

でも誰にもここに泊まっていたとは気づかれなかったし、

服装はいつも会社の作業着だから怪しまれもしない。


これでも会社の役に立ってることもある。

泥棒や横領の気配がすると、会社にしつこく電話したり

大きな物音を立てて阻止したりもしてるんだ。

だって事件が起きたら、疑われるのは俺だろう?

この生活は、なかなか快適なんだよ。


・・・・・wake up・・・・・


私、ほぼ下戸です(笑)

しかも♀です!

なのに男で、こんな内容・・・?

前世なのかしら~?

だとしたらロクなヤツじゃないな(苦笑)