本日は、新規営業２本に、提案１本、面接１本というスケジュール。
１３時からの新規営業を渋谷で終え、１５時からの提案に向かうため、恵比寿に到着。
まだ、時間があったのでここで、昼食を取ることにした。何も悩まず向かう恵比寿のラーメン屋、「アブリ」。つけ麺が最高においしい。
カウンター席に座り、注文を頼む。すると、隣に座るカウンター席から話し声が聞こえてくる。
「こうゆうふうにすると、もっとよくなるよねー」
二人組らしく、どうやら食事を取りながら、先輩が新人に仕事の考え方を教えているようだった。
しばらく聞いてみることにした。
「この時期にどれだけがんばったかで、ビジネス人生が変わるよ」
声質から先輩は２０代の中ば、聞いてる後輩は今年入った新卒君っぽい。
初々しくて、聞いてるこっちがうれしくなってしまう。
そして、しばらく会話はなくなり、２人組はラーメンに集中し始めた。
もぅちょっと聞いてたかったが、会話もなくなったので、私もiPhoneでメールをチェックしようとした。
すると、隣に座る先輩の方が私の肩を叩いてきた。
な、なんだ。
勢いあまって、私にも、
ビジネスのイロハを説教するつもりか？？
い、いや、
少し盗み聞きしたのがバレたか？？
上等じゃい、オンどりゃー。
気合MAX。
すごい形相で横をにらみつけた。
・・・
ドーン
あれ、飯能のトトちゃん。
あなただったのね。
ラーメン屋のカウンター。
しかも、隣で会うなんて、
・・・メタルスライム級の確率。
彼は、私が前職時、マネージャーを務めていた時にチームに配属された新卒だった。こんな立派なことを言えるよーになって。
ラーメンを食べながら、色々な話しをした。新卒君に立派な物事を教えていた彼は相変わらずの読書家。
そして、カバンからさっそうと本を取り出し一言。
「これ、お貸しするんで、読んでください」
「国家の品格」の著者、藤原さんの新刊。ちょっと気になっていた本だった。
「あ、ありがとう」
ん？
でも、
これ、
いったい、
いつ返せばいいの？
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