ゴング | P&Aの活動日記

P&Aの活動日記

株式会社プレイス&アビリティの社員による活動日記です。
「営業」「社内での出来事やイベント」「人材採用に関する情報」など
様々なジャンルの情報を発信していきます。

ウトウトし始めた。



講義を聴いていると、なぜか眠くなる。



落ちるか、落ちないかの寸前のところで




男性の声に起こされた。






お久しぶりです、


8月8日から8月16日まで長期夏期休暇としたために


ブログの更新をできなかった虎ノ門奮闘記です。







昨日、ある資格を取得するために



町田にあるお役所系の説明会に参加してきた。





14時からのスタートだったのだが、




開始30分前に到着





回りを見渡すと、20名程度の受講者が




まばらに点々と座っていた。






迷うことなく、さっそうと、


勢いよく最前列の右の席をキープした私。





説明会への気合はMAX。





一語一句の全てを聞き逃さない臨戦態勢。




世間からは、「虎ノ門の聖徳太子」と呼ばれることもしばしば。




「早口で、どんとこいやー」





そして、勝負の14時。




25歳くらいの女性の講義が始まった。







講義が始まって、7分ほどだろーか。





彼女の心地よい声のトーンが





「虎ノ門の聖徳太子」に羊を召還した。






1匹





2匹






3匹




・・・・






めんどくさくなってしまい単位を変更した。







1万匹






2万匹







3万匹







2000万匹まで行ったときに





なぜか、羊たちは子供を生み始めた。







4000万匹













8000万匹
















1億6000万匹









・・・・






地球上は羊で溢れかえった。





その数、600兆匹。




そして、羊たちが、



月面だけでなく、




火星にも進出した時だった。






講義を受けていた、男性の声が



私は地球に呼び戻した。






「あのさーー、おねえちゃん」





「説明中だけど、質問してもいいかな?」






見ると、私と同じで最前列の真ん中を



陣取っていた2人組の中年男性の1名。







ここだけの話し、






少し・・・・禿げてる。








そんなことはどーでもよく、




最前列ということは、彼らも気合マックスなんだろー。







羊なんて数えている場合じゃない。





むしろ、子供を生んで増産している場合でもない。





ライバルの出現である。





彼は言った。





「この資料のこの欄は何を書けばいいの?」






説明していたお役所の女性は答えた。





「質問は最後に受け付けます」





女性の返答に少しおこった様子の中年男性。





「でも、それ非効率じゃない?」



「質問ってのは常に上がってくるものでしょ」






おい、オヤジ、確かに一理あるぞよ。





ただ、お役所女性はひるまない。





「横の空欄に




質問項目をメモしておいてください」





そのセリフは彼にストレートを食らわした。




アゴが砕けたのか、男性は黙ってしまった。




お役所女性の1勝である。






しばらく平和な日々が続いた。




そして、羊が再び繁殖を始めた。




なんと、太陽系を飛び出し、




アンドロメダ星雲という未知の領域に到達。




ちょうどその時、



第二ランドのゴングが私を地球に呼び戻した。






「この欄だけどさー、記号?文字?




どっちで記入すんの?」







その中年男性を見てみると、




足を組み、あきらかに





反抗心を見せ付けている。




彼もきっと勝ちたいのだ。




ただ、女性もやはりツワモノ。






「だからー、質問は最後に受け付けます」







男性は即座に答える。








「なんで?」







最初の戦いの続きである。






彼もさきほどの、審判の判定を不服に思っていたに違いない。








女性は言った。






「説明会の時間は16時間までと限られています。





質問を受けていると時間をオーバーしてしまいます」












カンカンカーン





男性は連戦連敗が確定となった。







そして、説明会が始まって、




1時間半が経過した時、




お役所女性の一言が最終ランドの開始である。







「これで説明を終了とします」







そう、ついに質疑応答の時間が始まるのだ。




中年男性もこの時をまっていた。



今か、今かと。





そして、質問攻めで



彼女を苦しめようとしているのが目に見えている。




この説明会に参加している誰もが、



彼の勝ちを確信していた。





ところが、その後の女性の一言は



度肝を抜いた。







「質問は3階の別のものが対応します」









カンカンカーン








秒殺だった。






中年男性たちは、




口が半分空いていた。





実は、




私も、




資料の空白欄に




質問項目が




ビッチシ書いてあった。