阪神からドラフト6位指名された日立製作所・豊田寛外野手(24)が31日、第69回JABA伊勢・松阪大会に「2番・右翼」で先発出場し、2試合連続の先制打を放った。


「きのう(30日)よりコンパクトにバットを出そうということを意識して、ああいういい形でヒットになってくれました」。3回2死一、二塁。2ストライクから直球を中前にはじき返し、1打席目の見逃し三振の失態を即座に取り返した。


今年から元中日、オリックスの岩崎恭平野手コーチが就任。プロのレベルを知る同コーチも「右方向に長打が打てるということとスチールができる。スピードも申し分ない」と長所を挙げ、飛躍を願った。ただプロ入り前に、豊田にはやるべきことが残っている。今は11月30日に初戦を迎える都市対抗制覇が、唯一無二の目標だ。