◆JERAセ・リーグ◆巨人0-3阪神(14日・東京ドーム)


阪神は両チーム無得点で迎えた9回に板山、木浪の連続二塁打で一挙3点を勝ち越し、首位・ヤクルトに2ゲーム差に迫った。前日(13日)に昇格したばかりの板山、ベンチを温める機会の多かった木浪の奮闘に、矢野燿大監督は一丸野球を強調した。以下は一問一答。


-優勝に望みをつなぐ勝利。


「そうですね、本当に全員でね。今日も苦しかったですけど、最後、何とか勝ちというものにしてくれて、いい戦いをしてくれたなと思います」


-途中出場の板山をそのまま打席に送った。


「2軍監督の時から一緒にやっていますけど、どんな状況でも腐らず、今年もファームで必死にやっていたんでね。直感じゃないですけど、板山にこの打席任せていいんじゃないかなと。そういうふうに思えたものを板山も見せてくれていたんで、本当に結果を出してくれてさらにうれしいです」


-木浪のタイムリーで板山が生還してきた時には満面の笑み。


「僕だけじゃなくてね、板山自身、聖也(木浪)もそうですけど、チーム全員で何とかしたいという思いがね、点の入った喜びにつながっていると思います」


-高橋が好投した。


「今日もね、三振もしっかり取れていましたし、押すところ、引くところ、それもしっかりできた(高橋)遥人らしい投球だったと思います」


-リリーフが踏ん張っているのも目立つ。


「なかなか打線が点を多く取れる状況ではない中で、こういう勝ち方、投手陣が引っ張っていった中で勝てたというのは間違いないですね」


-シーズン最後の伝統の一戦。ポストシーズンでも戦う可能性がある。


「正直、今は目の前の試合で優勝に向けて何とか1試合、1試合つないでいくということしか頭にないんですけど、その先に色んなものがつながると思って、目の前の戦いを精いっぱいやりきります」


-これで甲子園に帰る。


「本当に僕ら追い込まれた状況ですけど、諦めることはもちろんないですし、全員で今日みたいな戦いを甲子園帰っても全員でやっていきます」


-ファンも奇跡を信じている。


「全員で戦えてもらったらうれしいです。よろしくお願いします」