逆転Vもタイトルも諦めない!青柳晃洋投手(27)が、12日の巨人戦に先発する。今季は敵地で2度対戦し1勝1敗。11日には神宮の室内練習場で調整し「相手がどこだろうと勝つという思いだけですね」と力強く話した。


前カード首位ヤクルトとの天王山では、ムードメーカーとしてチームを鼓舞した。2日連続で試合前の円陣の声出し役を務め「何勝できる?何敗しかできない、そんなの考えたヤツ、いらないから!」とナインにハッパ。


「偉そうなことを言う立場ではないですけど、優勝を意識して何勝何敗でどうなるとか、何敗までだったらとか、そういうことを意識している選手が多いなということは感じていた。僕たちは1個1個、目の前の試合を勝っていくことしかできない」


16年ぶりのリーグ優勝へ、最後まで一戦必勝の姿勢を貫く。自身はハーラートップタイ11勝、勝率も現在1位。初のタイトル獲得を目指して、最後まで腕を振る。


この日はドラフト会議が開催された。青柳は15年ドラフト5位で入団し、プロ6年目の今年は2ケタ勝利、侍ジャパンに選ばれるまでになった。「ドラフトの順位は、入る時の順位なだけ。何位だろうが自分がやってやろうという気持ちで入ってきてほしいです」。後輩にエールを送りながら、さらに気持ちを引き締めた。