「プロ野球ドラフト会議」(11日、都内ホテル)


高知の剛腕・森木大智投手は外れ1位で阪神が交渉権獲得した。


同じ高知県出身の元阪神の藤川球児氏について「小さい頃からの憧れの存在。火の玉ストレートに近づけるように努力したい」と誓い、「体力や下半身がまだまだ。圧倒できるようなストレートを目指したい」と目標を掲げた。


森木は最速154キロを誇る右の本格派。中学時代に150キロを計測し、『スーパー中学生』として全国でも知られた存在となった。高校ではライバル・明徳義塾の壁を破れず、甲子園とは無縁だった。甲子園を本拠地とする阪神の指名に「とてもうれしい。1軍で投げられるようになりたい」と聖地での登板を思い描いた。


森木は市和歌山・小園、ノースアジア大明桜・風間とともに『高校ビッグ3』として注目を集めていた。この日は12球団の1位指名選手の中に、森木の名前はなく、風間はソフトバンクが単独指名、小園には2球団が競合。抽選の様子を硬い表情で見守っていた。