◆JERAセ・リーグ◆ヤクルト6-4阪神(10日・神宮球場)


阪神はヤクルトに力負けし、首位攻防の3連戦を1勝2敗の負け越しで終えた。4回に敵失も絡み一挙4点を奪って試合をひっくり返したが、5、6回に中継ぎ陣が踏ん張り切れずに逆転を許した。矢野燿大監督は17残塁とチャンスを生かせなかった打線と9四死球と無駄な走者を許した投手陣を嘆いた。以下は一問一答。


-最後もヤクルトの守護神・マクガフからチャンスを作ったが、あと一本。


「もちろん最後もそうやけど、前半の3回までにちょっと点取りたかったわな。あそこで点取れんというのはなかなか、先制されたけど。たらればは色んなところ(にある)。四球も出しちゃったし。原因はあるわな、そら」


-得点圏であと一本か。


「だからどっちも絡んでいるから。もちろん相手バッテリーだってやらなあかんことをさせないようにしてくるんだけど…。四球もちょっと多いし。逆にこっちは踏ん張れなかったけど、向こうは踏ん張ったというね。どっちかだけのことじゃない」


-先発・ガンケルは粘った面もあったが、3回2失点。


「うーん、でも調子はやっぱり良くなかったよね。コントロールもちょっと良くないなという感じだったし、球のキレも良くないなという。2点先取されたんで、勝負いく(継投)しかないかなと」


-リリーフ陣は岩崎、スアレスにつなぐ前のところが打たれた。


「それは結果やから受け止めなしゃあない。若いピッチャーも使っているんだから、それはしゃあないけど。攻めていった結果なんだけど、四球や死球では何も起こらんから。やっぱりそれも経験にはなるんだけど。打たれたわけではないんで、もったいないかなというね」


-残り11試合ある。


「もちろん、ファンの人は最後まで応援してくれる、声かけもしてくれているしさ。俺らは諦めるわけじゃないんで。相手が負けるのを待っていても優勝に近づくことはないと思うんで、自分たちが諦めずに今までやってきた全員一丸とか、今日もその気持ちは出してくれているんで。そういうものをどう勝ちにつなげていくか、もちろん連勝せなあかんの分かっているし、もう何個も負けられるわけじゃないんでね。そういうところは全員の気持ちで最後まで戦っていきます」