6位・豊田寛外野手(24)は栄冠をともにつかんだ同期打ちを誓った。名門・東海大相模時代から注目されながら、ついにプロ入り切符。15年夏の甲子園でともに全国制覇を果たした中日・小笠原をターゲットに絞った。


「プロで6年もやっているんで、簡単には打てないと思いますが、いつかはやってみたいし、打ちたいです」


高3の夏は自身が4番、小笠原がエースだった。早々とプロの門をくぐった左腕は今季7勝を挙げ、中日先発陣の一角。来季も虎の難敵の一人になる戦友を打つことは大きなアピールとなる。


最大の武器は広角に打ち分ける長打力。阪神の外野陣は近本、佐藤輝、糸井ら左打者が多く「右が必要だから指名してもらったと思うので、戦力になりたい」と、1年目からの躍動を期した。