1位入札の結論は直前まで持ち越された。阪神は10日、東京都内でドラフト前日会議を実施。矢野監督、谷本球団副社長、嶌村球団本部長、畑山統括スカウトらスカウト陣が出席し、翌日に控えたドラフトに向けて約1時間半の会議を行った。


会議後にオンライン取材に対応した矢野監督は「いえいえ、まだ。最後まで考えます。ドラフトはドラマ性もあるし、ファンの方も指名される選手もドキドキ、楽しみってのもやっぱりあると思うので」と1位指名の選手について未決定であることを明かした。


高卒投手では主に小園健太や森木大智、大卒では隅田知一郎などが1位候補として挙げられている中、「名前の挙がっている投手はみんないいよ、やっぱり。高校生の3人も素晴らしいし、大学生の左投手たちも素晴らしいし。これは本当に難しい」と指揮官。1位候補は明言せずも、重複覚悟でも『虎の恋人』を射止める方向性だ。