●ヤクルト1-2阪神○
<22回戦・神宮>

9日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター/ヤクルト-阪神戦』で解説を務めた田尾安志氏が、守護神・スアレスの投入するタイミングについて苦言を呈した。

阪神は2-1の7回に普段は『勝ち試合』の8回を担当する岩崎優が7回から登板し、青木宣親、山田哲人、村上宗隆と続く打順を三者凡退に抑えると、岩崎は8回もマウンドへ。岩崎は先頭の右打者のオスナを二ゴロに打ち取ったところで、阪神ベンチは守護神・スアレスを送った。

この起用に田尾氏は「スアレスクラスになったら、こんな投入の仕方はいけないと思うんですよ」とバッサリ。「右バッターだったので、頭から出せばいい。左バッターが先頭だったら、まだわかりますけど、こんなことしなくてもスアレスは抑えていける」と続けた。

また、守備陣にも影響が出ると田尾氏は話す。「岩崎が投球練習する、一人抑えて、今度スアレスが投球練習をする。守っている人たちは長くなるんですよ。そういうところも考えたら、頭からでいいと思うんですよね」と自身の見解を述べた。

8回一死走者なしから登板したスアレスは、中村悠平、サンタナを打ち取り、9回は満塁のピンチを招くも無失点で試合を締めた。