◆JERAセ・リーグ◆ヤクルト1-2阪神(9日・神宮球場)
阪神が接戦を制し、首位・ヤクルトに2ゲーム差に迫った。同点で迎えた7回1死二塁で島田の打球が一塁ベースに当たり、右翼線に転がる幸運な二塁打で勝ち越し。その裏からの3イニングを岩崎、スアレスのスペシャル継投で何とか逃げ切った。矢野監督は就任から通算200勝を手にした。以下は一問一答。
-9回1死満塁のしびれる場面でスアレスが山田、村上を抑えた。
「いやいや、ずっとしびれてるよ」
-走者を出したが、踏ん張った。
「いやいやもう任せるしかないんで。それが信頼関係でね。今までやってくれているんで。全て受け入れるという気持ちで送り出しているんで」
-岩崎もイニングまたぎで起用。
「だからスクランブルであの3回を2人でどういくかというのを考えていたんでね。優(岩崎)もぴしゃっといってくれたんで、いい流れでバトンを渡してくれたかなと思います」
-8回1死の中村を迎えた場面でスアレスだったのは。
「2イニングとなれば球数的にどうか、ということもあるし、どこでいくかというのはなかなか難しかったんやけど、(8回に)1人取れたところでスアちゃん(スアレス)にスイッチしようかなと決めていたんで」
-秋山が粘って5回を1失点。
「アキ(秋山)が結果的になあ。ピンチ、ピンチ、ピンチやったし、球数も使ったけど、粘ってくれたおかげで5回までいってくれたし、あれがなかったら序盤でやられていた可能性も高かったんで。アキらしく、本当に状態も今日はあまり良くなかったと思うけど、その中で粘りきってくれるという本当のアキらしさというのが出たと思う」
-マスクをかぶった坂本が引き出した部分も。
「うんまあ、(坂本)誠志郎ももちろん攻走守、打つこともアピールしたいやろうけど、一番は守りでどうアピールするかということに、本人も意識はそこに向いていると思うし。こっちとしてもそういうところで頑張ってくれと送り出しているんで、そういうところでは投手に意識高く、試合中も守っている時もジェスチャーの声も含めて、そういう意識をしっかり持ってやってくれたおかげかな」
-7回はロハスが出て、島田が良い仕事。
「(打球が)はねてラッキーな部分はあったけど。本当にあいつも打撃の内容自体も、最後の田口にしたってしっかりついていけてるし、本当にこう、もっと貪欲になってもらいたいし、ああいうところでまた、一本のヒットがアイツの自信になってね、どんどん成長していく可能性の持ってる選手なので、そういうところではああいう選手がいてくれるというのは。足でも勝負できるし、打つ方でもね、勝負していけるような形になりつつあるんでね、本当に自信もってどんどんチャレンジしてもらえたらなと思います」
-大山が先取点となるタイムリー。
「そうやね。ここにきて(大山)悠輔もいいヒットが多くなってきてるし、まず悠輔がいってくれたっていうのは大きい。残り試合少ないけど、やっぱりまわってくるんで悠輔に、打って勝たせたという打点を挙げてもらえたらと思います」
-2軍が9回に逆転で日本一に。
「すごい試合してたね。結果しか見ていないけど。ファームも18連勝?シーズン中は、本当にすごい試合して、平田さん含めてファームのみんながそうやってやってくれたおかげで、9回諦めずに、もちろん全員でやれた野球ということで、そうなれたと思うんでね。そういう気持ちというのは1軍だから、2軍だからじゃなくてね。タイガースとして大事にしていきたいところなんでね。ファームからこっちに来る選手が出てくる可能性もあると思うし、勝負事は負けていいということはないんで、素晴らしい日本一だと思います」