ウエスタン・リーグ優勝の阪神2軍は9日にイースタンVのロッテとファーム日本選手権を戦う。8日は前日練習を行い、平田2軍監督は「最後の公式戦、やはり勝って終わりたいよ」と、2018年以来3年ぶりの日本一を誓った。


先発を託すのは、ドラフト5位右腕・村上頌樹投手。ウエスタン・リーグで10勝、防御率2・23、勝率9割9厘で『3冠』の右腕は「一番楽しみにしているのは監督だと思うので、その監督を笑顔にできるように投げ切りたい。チームが勝てるように導くのが先発だと思うので、それを目指してやっていきたい」と意気込んだ。


2010年の同選手権では6-5でロッテに敗れた。平田2軍監督は「あれは、でもいい試合やったね。いまでも覚えてるわ」と当時を振り返った。11年ぶりの再戦のクローザー候補には、2軍調整中の藤浪晋太郎投手の名を挙げた。安藤2軍投手コーチも「もちろん、候補ではあります。今晩ゆっくり考えます」。大阪桐蔭高時代に甲子園で春夏連覇した剛腕が、2軍日本一の胴上げ投手となる可能性が出てきた。