<ヤクルト4-1阪神>◇8日◇神宮


2位阪神が首位ヤクルトとのカード初戦で敗れ、2連敗で自力優勝の可能性が消滅した。ヤクルトにマジック点灯を許し、3ゲーム差をつけられた。


27イニング連続無失点中だった高橋遥人投手(25)を中5日で投入したが、初回に先制を許すなど5回7安打4失点で2敗目。


打線はヤクルト先発の奥川から突破口を開こうと奮闘したが、大山悠輔内野手(26)の2戦連発となる21号ソロで1点をかえすのが精いっぱいだった。


矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。


-高橋は前回、前々回に比べると状態は良くなかった。


「中5日っていうのもあるしね、こっちももう、勝負に行ってるんで、それは前半(ヤクルト先発の)奥川もいいだろうっていうので来てるんで、前半ちょっと粘ってくれたらなっていうのはもちろんあるけど、遥人も勝負に行った結果なのでね、それはしっかり受け止めてやるしかないかな」


-交代は次の登板を見越してか。


「そんなん考えてへんよ、そんなん考えてへん」


-球数も58球と少なかった。


「点差も考えて、今日の試合の大事さ分かってたらそんなん関係ない」


-打線は積極的に打ちにいって何とか攻略しようという姿はみせた。


「まあまあ、そういうのはうちとして大事にしてるし。でも結果はプロとして求められる。だから良かったということではやっぱり、できない。俺らも成長していかなあかんし。そういう気持ちを持ちながら、どう結果につなげていくか。プロセスは俺、すごく大事にしているんだけど、そこまで求められる」


-自力Vの可能性が消えた。


「いつも言うけど、終わったことは変えられない。明日以降、自分たちが変えられるところにチャレンジにしていく。どういう状況になっても俺たちの野球っていつも言うけど、その姿を見せていくのが、さっきの打者の攻めていくのと同じで、そこがあってこその俺たちの野球なんで。そういうところを大事にしながら、なんとか変えられる明日以降を全員で変えにいく努力をしていきます」