(セ・リーグ、DeNA4-3阪神、25回戦、阪神14勝11敗、7日、横浜)


阪神は1点リードの八回1死二塁で矢野耀大監督(52)自らマウンドに向かい、及川雅貴投手(20)を激励したものの、直後にネフタリ・ソト内野手(32)に21号2ランを浴び、痛恨の逆転負けを喫した。8日から直接対決する首位ヤクルトとは2差。引き分けでも自力優勝の可能性が消滅する指揮官の一問一答は以下の通り。


-マウンドで及川にどんな言葉を。


「思い切って行けと。ここまでアイツがね、成長してきたのも1年見てきたし。ここで投げさせていいって思って俺はお前を使っているから(と)。結果打たれちゃったけどね。俺の中では思い切って勝負に行けというところの結果なんで。それは俺も踏まえているし。もちろんプロである以上ね、やられるときもあるし。でも、抑えることが多くなるようなピッチャーになってもらいたいので。きょうの、この悔しさを、あしたからと今後につなげていってくれたらと思ってます」


-あそこの場面は岩崎が連投が続いたというのもあったか。


「もちろん」


-ー発の伊藤将はゲームは作った。


「ちょっとエラーがもったいないなというね。1個アウトだけでも取っておいてくれたら…と思ってしまうけど。まあ、そこまではもちろん責任というか、しっかり投げてくれていたんで。だからこそ投げる以外のね。その他は投ゴロとかをよく捕っていたけど。ああいうところは試合ならではの動きになるけどね」


-アルカンタラは2回抑えた。


「中継ぎがみんな一杯ということで。でもしっかりした投球をしてくれたんで。これからもアルカンタラにも頑張ってもらわないとあかん場面が出てくると思うんで」


-大山も調子を上げてきた。


「もっともっと上げていってもらいたいけどね。でも、あそこの場面も2死から3点というのは、こっちとしても大きかったし、悠輔もこれで20本。去年あれだけ打った(28本塁打)だけに本人の中で納得いかないけど、チームの勝ちのためにも1本でも積み上げていってくれたらなと思います」


-8日からヤクルトとの直接対決に。


「もちろん1個の勝ちが大きいし、1個の負けも大きいし。それはもう俺も選手も重々分かっていることやけど。特別な、あしただけ特別っていうことは何もできないかもしれないけど。俺らが今までやってきた野球を思い切りぶつけることしかできないんでね。みんなの思いは、本当に必死な思いっていうのは俺もベンチでも重々分かっているので、なんとか、直接対決でしか、上に行くね、チャンスは現状少なくなってきているのでね。あした、しっかり取れるようにやっていきます」


-大山の死球は。


「うん、大丈夫」