◆JERAセ・リーグ◆DeNA2-5阪神(5日・横浜スタジアム)

阪神が序盤の猛攻でDeNAを下し、4連勝を飾った。初回に中野、大山のタイムリーで先手を奪うと、なおも2死一、二塁で佐藤輝が右翼に右前適時打。これが60打席ぶりのヒットとなった。矢野監督もドラフト1位ルーキーの復活を喜んだ。以下は一問一答。

-初回はいい流れで攻撃。

「拓夢(中野)がああやってつなげてくれるとね。もちろん1点を取りにいくこともあるしね。でも、チカ(近本)がよく出てくれるんでね。そういうところでは拓夢が最高の形でつながったというところから広がるんでね。結果的に悠輔(大山)が打ってなかったら、そうならないんだけど。ああいう流れを作って、悠輔でかえしてね。いい攻撃ができたと思います」

-大山は中日戦では悔しい思いもした。

「もちろん1年の中では悪かったというのはね。もちろん繰り返すと思うしね。でも、こういう日を多くしようと悠輔も必死に頑張っているんでね。一本、一本を調子を上げる一本にして欲しいしね。また、自分の中で『これや!』というのをつかんでくれるようにね。逆方向にもいい感じには振れ出してはいるんでね。そういうのもプラスにしていってもらえればと思います」

-佐藤輝にも待望の一本。

「いや、まあね。こんだけ打てないっていうのはさすがに、ルーキーとはいえ、苦しい思いをずっとしていたと思うし。本当にうれしい顔をしていたんで。個人的にも一本出て良かったと思うし、これをホッとする一本じゃなくて、(大山)悠輔と同じになっちゃうけど、いいきっかけにしていくように。そういうところではアイツも一本でいいとは思ってないだろうし。また残りの試合の中で、前半戦のようなというとあれだけど、感じをつかんでくれたらなと思って使っているんでね」

-佐藤輝は重盗をしかけてもう一点を奪った。

「そやね。ランナーがやっぱりこううまくやってくれてのことなんで。そこは(小野寺)暖も輝もしっかりやってくれたっていうのがもちろん一番大きいんで」

-青柳は丁寧な投球。

「まあ(失点は)勝負いっている中なので仕方がない。立ち上がりはいいリズムで点取った後にしっかり抑えていったというのはやっぱり流れが来るし。できれば1点で抑えてくれたらというのは青柳自身も思っていると思う。あいつも貪欲な部分をしっかりもっているんで。ちょっと連勝で勝って、勝てなかったというふうになっていた。今日みたいなピッチングをどんどんやってくれたら頼もしくなると思う」

-関東遠征9試合の最初を取った。

「もちろんどれも大事な試合になっちゃうんで全部取りにいく気持ちで戦っているんで。でもまず最初をみんなでこう作れたというのを、明日の流れにね。自分たちを乗せていける1勝にしたいです」