(セ・リーグ、DeNA2-5阪神、23回戦、13勝10敗、5日、横浜)


佐藤輝明内野手(22)が一回2死一、二塁で右前に60打席ぶりの安打となる適時打を放った。この回、4点を奪い、三回の大山悠輔内野手(26)の19号ソロで加点。先発の青柳晃洋投手(27)は6回2失点で8月24日のDeNA戦以来、登板6試合ぶりの白星を挙げ、リーグトップタイの11勝目(5敗)をマークした。試合後の矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。


-一回は、いい流れで攻撃。


「チカがよく出てくれるんでね。タクムが最高の形でつながったところから広がるんでね。結果的にユウスケが打ってなかったら、それはならないんだけど。ああいう流れを作って、ユウスケでかえしてね。いい攻撃ができたと思います」


-大山は中日戦では悔しい思い。


「1年の中では悪かったというのはね。繰り返すと思うしね。こういう日を多くしようとユウスケも必死に頑張っているんでね。1本、1本を調子上げる1本にしてほしいしね。自分の中で『これや!』というのをつかんでくれるようにね。逆方向にもいい感じには振れ出してはいるんでね。プラスにしていってもらえればと思います」


-佐藤輝にも一本。


「こんだけ打てないのはさすがに、ルーキーとはいえね、苦しい思いをずっとしていたと思うし。ホント、うれしい顔をしていたんで。個人的にも一本出て良かったと思うし、これをホッとする一本じゃなくて、ユウスケと同じになっちゃうけど、いいきっかけにしていくように。アイツも一本でいいとは思ってないだろうし。また残りの試合の中で、前半戦のようなっていうとアレだけど。感じをつかんでくれたらなと思って使っているんでね」


-(一回は)佐藤輝は重盗をしかけて、もう1点を奪った。


「そやね。ランナーがうまくやってくれてのことなんで。そこは(三走の)暖も輝もしっかりやってくれたのが一番大きいんで」


-青柳は丁寧な投球。


「(失点は)勝負いっている中なので仕方がない。立ち上がりはいいリズムで点取った後に抑えたのは流れが来るし。できれば1点で抑えてくれたらというのは青柳自身も思っていると思う。あいつも貪欲な部分をもっているんで。連勝で勝って、勝てなかったというふうになっていた。今日みたいなピッチングをどんどんやってくれたら頼もしくなると思う」


-遠征9試合の最初を取った。


「どれも大事な試合になっちゃうんで全部取りにいく気持ちで戦っているんで。まず最初をみんなで作れたのを、明日の流れにね。自分たちを乗せていける1勝にしたいです」