(セ・リーグ、阪神1-0中日、23回戦、阪神13勝8敗2分、3日、甲子園)


阪神はジェフリー・マルテ内野手(30)の3試合連続となる22号本塁打で挙げた1点を守り切った。先発のジョー・ガンケル投手(29)が6回1/3を投げ、無失点で9勝目(3敗)。ロベルト・スアレス投手(30)は36セーブ目を挙げた。試合後の矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。


(テレビインタビュー)


-マルテが素晴らしい3連発。


「今日もね、マルちゃんが歩かされて悠輔というのが2回ぐらいあったのかな。悠輔がかえす、ケントがかえすというのが、そういうあたりが担ってくれると、2、3点というゲームを作れていくんでね。今後この悔しさをぶつけていって、そういう試合を作っていって欲しいです」


-佐藤輝もスタメン。


「何かきっかけをつかんでくれたらと思いながら。練習ではちょっと良くなってきた感じもあるんですけど、輝自身ももがいているんでね。まあ何とか1本出ればいいなと思ったんですけど」


-関東で3カード。


「まずは勝負の関東遠征に行く前に3連勝という形で戦う態勢を全員で作れたんで。9試合と考えると、ちょっとしんどくなる部分ありますけど、1試合、1試合、僕たちの試合をして、精いっぱい戦ってきますので、ファンの皆さんも一緒に戦ってもらえたらうれしいです」


(囲み)


-ガンケルらしい投球だった。


「そうやね。その前のジャイアンツ戦もよかったし、その前がちょっと悪くて、前半戦はテンポよくというか、抑えられる、勝ちも付いてっていうところからね。ここで2つ勝ってくれたのはすごく大きい」


-シーズン中に修正できるのは性格的なものが大きい。


「1年目来たときからそうやし、2年目っていうね、日本の野球がどうなのかっていうことも、精神的には落ち着いてやれるところだと思うし。元々のガンケルの研究熱心さというのは、修正には欠かせないものだと思うね」


-及川は暴投でピンチが広がったが三振で切り抜けた。


「もちろんリュウとの、何て言うのかな、抑えに行く場面で。本当に、真っすぐ、スライダーだけじゃなくて、あのインコースのボールを使えるというのが、やっぱりすごくバッターにとって嫌な抑え方になっている」


-スアレスは3日連続円陣の声出しも。


「いつも俺らの野球っていうけど、チーム全員で戦うっていうのが俺らのチームなんで。円陣にわざわざ優が来てくれたり、スアちゃんが来てくれたり。また、トレーナーのメンバーが入ったり。みんな何かしら『何とかしたい』という思いを作ってくれているのは試合が始まる前に『よし、行くぞ!』という気持ちを作ってもらえる。それがどれだけのものかというとわからないものはあるけど、俺らのチームはそういうを大事にしている。そういうことをやってくれる外国人選手というのはすごくうれしいし、気持ちは高まるよね」