今季だけじゃなく、未来を占う2週間になる。阪神は3日の中日戦で甲子園の6連戦を戦い終えると、大事な大事な関東遠征9試合に出発する。

5-7日にはDeNA3連戦を戦う。今季も5勝2敗と横浜スタジアムを得意としている虎だが、もうここまで来たら相性どうこうではない。何としてもいい形で8-10日の優勝を争うヤクルトとの3連戦へつなげたい。

このヤクルトとの3連戦を終える10日の時点で阪神がゲーム差なしの2位に付けていたとしても、その先の直接対決は2試合で、ヤクルトの方が残り試合が3試合多いことから、阪神の自力優勝の可能性は消滅してしまう。ここまでに1位に立っていなくては、11日のドラフト会議はヤクルトに優勝へのマジックナンバーが点灯した状態で臨むことになる。

未来の虎を担う逸材たちと結ばれた翌日の12日からは、休む間もなく東京ドームで巨人との今季最後の3試合を戦う。今季の「伝統の一戦」はここまで11勝9敗2分けで、2007年以来14年ぶりの巨人戦勝ち越しに王手をかけている。何としてもこの3連戦で、宿敵の息の根を止めておかなくてはならない。

次に甲子園で戦う10月17日の広島戦は、果たしてどんな気持ちで迎えることができるのか。苦しくても楽しみがいっぱいの2週間になる。