阪神2軍は25日、ウエスタン・リーグのオリックス戦で2-2と引き分けた。今季限りでの現役引退を発表した俊介外野手(34)が「1番・左翼」でフル出場し、桑原謙太朗投手(35)は9回に登板。平田2軍監督はラストを飾った両選手について「やっぱり将来タイガースに帰ってきて欲しいよね」と話した。以下は平田2軍監督の一問一答。


-俊介は最後にヒットが出た。


「最後に回ってくるんだもん。あそこで俊介、10回までいったら、延長になれば俊介まで回るぞってね。9回は『打つな!』って言って(笑)。本当にね、俊介まで回ってヒット打って、こうやってたくさんのファンの方たちに温かい拍手をいただいて、最高の形でユニホーム脱げるやん」


-二塁を狙ってアウトになったが。


「あれは余計なことをね(笑)。さすが俊介だよ。最後にああいう俊介らしくていい。そういうところは意欲がまだまだあるっちゅうことよ」


-守備でレフト、ライト、センター全て守った。


「やっぱりね、思い出深い甲子園で、彼は守備固めとかスタメンでも、最後はセンターというところは思ってたし、レフト、ライト、センターと全ポジションを守らせるということは僕はもう、決めてたんでね。昨日から俊介にはその話をしといたけど」


-桑原もラスト登板。


「うん。今日ちょっとスピード出てたね。この前やっぱり、最後の力が出るんだな。この前の独立リーグか。やった時はスピードガンも全然、肘肩よりも心が痛いですいう話をクワ(桑原)としてたけど、今日はスピードもスライダーのキレも良かった。アレが最後のね、本当に桑原らしいピッチングだよ」


-2人にはどんな言葉を。


「いやいや。これからの人生が長いんだし、やっぱりね、こうやってファンの方たちに見守られてユニホーム脱ぐことになったんで、勉強してね。やっぱり将来タイガースに帰ってきて欲しいよね。やっぱりこうやってタイガースで一緒に戦った仲間だから。そういう点では非常に。これからが勉強だもん」


-明日の先発は。


「(西)純矢がね、3回くらい投げれば規定投球イニング数に達するわけよ。本当は2回1/3っていってたけど、3イニングくらい純矢にいかせる。で、佐藤蓮をつなぐんじゃないかな」


-まだ先になるがファーム選手権の先発は。


「分からん、これ、ピッチャー持って行かれる可能性もあるし。今はなんとも応えようがない」


-優勝から一夜明け、反響はあったか。


「いや、やっぱりねありがたいことにかなりメールが来てたな。これはこうやってマスコミの人たちが18連勝の時からいろいろ取り上げてくれたおかげで、たくさん来てたし、矢野監督からも来てたよ」


-矢野監督からはどんなメッセージが来たか。


「おめでとうございます、ご苦労様ですって。これは矢野監督が俺を2軍監督に指名してくれたおかげなんで、お礼をメールで返したけどね」


-ファーム選手権では3年前の矢野監督に続きたい。


「まぁ、そこはね、選手たちがフェニックスの前にまた良い緊張感の中でゲームやれるっていうところ、いいことだな」