あ~もったいない。ヤクルトも巨人も負けた日に、1点差負け。でも、大丈夫。今年はまだ20試合残っています。


本日は、ペナントレースが最終盤に入るのに合わせた特別仕様のラッピング紙面。阪神の逆転優勝への道を盛り上げるべく、『外側』を広げて楽しんでいただけるようになっています。ラッピングの裏側、2面と27面は『矢野虎V&日本一ロード』。整理部デスクの芝崎正剛と大嶋裕起、竹内あかりらがこの1週間、ああだこうだと意見を出し合ってきました。


「普通に残りの日程を載せるだけじゃおもしろくないな」(芝崎)


「優勝までのすごろく風にして、勝敗を書き込んでいってもらいましょう。ずっと楽しんでもらえます」(大嶋)


「だったら、クライマックスシリーズと日本シリーズの日程も入れて日本一までのすごろくにしましょう」(竹内)


そうしたやり取りの末に完成した力作です。もちろん、優勝を信じて制作していますので、2位と3位が戦うCSファーストステージの日程は、優勝する阪神はそこには出ないと信じて、はしょっております。


「まあ、優勝できなくても2位にはなるだろうし、CSファイナルステージからのすごろくで楽しんでもらえる」


2位?縁起でもないことを言っていたのは、紙面総括の局次長生頼秀基です。阪神とヤクルトと巨人が優勝争いをしている今年と似たシーズンだった1992年、生頼はトラ番でした。そのときの10月がトラウマになっているらしい。


「残り15試合のときに阪神は2位に3ゲーム差をつけていました。中村(勝広)監督に『Vラインは何勝くらいですかね』って質問したんです。監督はしばらく考えたあと『私の背番号(71)くらいかな』と答えてくれたんですが…」


ラッキーゾーンが撤廃されて広くなった外野で亀山、新庄が躍動。『亀新フィーバー』を巻き起こし、遊撃には今年の中野と同じく新人の久慈が定着して新人王を獲得。投手陣は先発で仲田、中込、抑えの田村ら若手が活躍したシーズンでした。しかし終盤は失速。阪神は10月に入ってからの最後の9試合が3勝6敗で67勝止まり。10月5勝2敗のヤクルト(69勝)に逆転されてしまったのです。


今季もいま、佐藤輝が苦しんでいます。


「7番・ライトは小野寺です。小野寺はプロ初本塁打を打って活躍してくれましたが、佐藤輝のことも気になります。きょう、2軍はソフトバンクの3軍との練習試合で、小幡は『親子ゲーム』で出たんですが、佐藤輝は出ていません。疲れがたまっていると判断されているんでしょうね。そうでなければ2軍で打席に立って調整しているでしょうから」


トラ番キャップ長友孝輔ももどかしそうです。あれ?芝崎、見開きのすごろく、19試合ぶんのマスしかないぞ。20試合残っているのに。


「右下を見てください。中日戦が1試合、開催日未定で残っているんです。たぶん、25日以降に入るんだと思います。そこが優勝決定の日になってもいいように、右下にしっかりそのとき用の『マス』もつくってあります」


どうせなら、早めに巻き返して(CSファイナルへ)『5マス進む』とかになってほしいけれど、右下の最後のマスで決まってもいい。そして日本シリーズのマスを阪神〇で終わらせてほしい。みなさまも、10月の残り20試合、すごろくに勝敗を記入しながら楽しんでください。