新横綱照ノ富士が、さきの大相撲秋場所で13勝2敗で2場所ぶり5度目の優勝を果たした。新横綱優勝は平成29年春場所の稀勢の里以来、史上9人目の快挙だった。


阪神と相撲の担当を行き来してきたが、照ノ富士が平幕、関脇だったころは相撲担当で、囲み取材はNGワード連発の奔放なキャラでした。


その姿も魅力たっぷりだったが、優勝力士のインタビューで四方の観客へ深々と一礼し、冷静に話すさまも本当にかっこよかった。けがや病気で大関から序二段まで転落しながら、最高位まではい上がった復活劇は奇跡的です。


『虎のテル』佐藤輝は29日にプロ野球野手ワーストの54打席連続無安打という新記録を作ってしまった。とはいえ、チーム内に佐藤輝の飛距離を上回る打者はいないし、勝敗には関係ないが、打席に立つだけでその存在感がファンをわかせている。2人のテルの活躍が、相撲界と猛虎の未来を明るく照らしてくれるに違いありません。